タイ・バンコク タイ産ハイクオリティ・コーヒーを本場で味わう
このnoteでは、台湾に続き、タイ・バンコクのスペシャルティ・コーヒーについて書こうと思います。
noteへの掲載の時系列がめちゃくちゃですが、
このタイ・バンコク旅行は2019年12月。ベトナムを訪れた後に行きました。
タイ・バンコクを訪れた最初の理由は、「航空券が安かった」からです。最初はそれだけの理由でした。
東京とベトナム・ホーチミンを往復するだけと、バンコクに立ち寄って帰国するのとで、航空券の差額は5,000円。そもそもベトナム往復で4万円程度です。なら行くしかないっしょ!ということで決めました。深い理由があったわけではありません。
バンコク旅行の準備のために、下調べをしていると次々にタイ産コーヒーの情報が目に入るようになります。
僕は、コーヒー豆販売業をしていながら、タイ産のコーヒー豆が盛んであり、それもかなり美味しいということを知りませんでした。。勉強不足。猛反省。
日本では、ミカフェート代表取締役 コーヒーハンター川島良彰さんがタイ北部で横行していた大麻栽培の場所を、コーヒーノキに植え替える支援したりしてコーヒー産業に大きな役割を果たしていらっしゃいます。他にもタイ産のコーヒー豆を注目し、輸入をしている有名なコーヒー焙煎士の方がいらっしゃいます。
タイ産コーヒー豆をタイのカフェで飲む。素晴らしいですよね。日本産コーヒー豆を日本のカフェで飲むということはなかなか叶えられないことです。タイ産スペシャルティコーヒーをタイの数々の有名なカフェで飲むことができる。ぜひ体験してみたい。興味津々です。
そんなこんなで、ベトナムに続き、タイでも「コーヒーの旅」になるのでした。
タイで訪れたカフェは、主要とされていた3つのカフェです。
まず、『ドイチャーン・コーヒー』アカ族、リス族、雲南チャイニーズが住むドーイ・チャーン村でコーヒー作りが行われているそうで、まさにタイ産のコーヒー豆が飲めるカフェ。
タイは”微笑みの国”と言われるだけあってか、どのお店に入ってもスタッフの方がとても親切で、こちらのお店の男性スタッフの方もとても優しかったです。ドリップコーヒーはなく、いわゆるアメリカーノなどのエスプレッソドリンクが主体のメニューでした。僕は、カフェラテをオーダー。さてはて、タイのエスプレッソやいかに。
ほどよい香ばしさとミルクがマッチしていて、理想のカフェラテ!ミルクがふわふら濃厚だけど、エスプレッソの味を生かしています。相乗効果で美味しいカフェラテ。
サイドオーダーは、ブルーベリーマフィンとチョコレートクッキーをどちらも温めてくれての提供で、めちゃくちゃうまかった・・・。至福の時間です。外はあっついけど、店内はガンガンエアコンが効いてむしろ寒い。思い思いのスタイルでコーヒーを楽しむお客さんたちは、日本と変わりないですね。
続いて、訪れたカフェは『Roots 』
こちらは、めっちゃかっこいいお店でした。その外観をさることながら、高品質な豆を栽培する農家の方と直接出会い、対話を交わした厳選した農家の豆だけを仕入れるという徹底ぶりもかっこよい。生産者に変わって、コーヒー作りの思いを伝えるカフェなんだそうです。
僕はここでハンドブリューのドリップコーヒーをオーダー。
タイ産のコーヒーをブラックで飲む初体験の時間です。かっこいいおしゃれなお兄さん。笑顔が素敵で、気さく!雰囲気がとてもいい時間です。
コーヒーは、かなり澄んだ瑞々しいキリッとした酸味のあるコーヒーでした。コスタリカとかホンジュラス産のコーヒーに似ていて、アジアでこんなにスッキリした味のコーヒーが出来るのか〜と感動しました。喉越しスッキリ。
欧米からのお客さんも多く、いろんな年代のお客さんがいらしてましたね。
また多くのコーヒーウェアもメイド イン タイランドのものが多くて、目を惹かれました。日本もこだわりのお店は、日本の良さをうまく伝えていますよね。そういうのは、僕らにとって誇りとなりうるものだし、他の国のそういうものは一つの憧れとして見ることができます。外観も、その内実もとても魅力的なお店でした。
そして、最後に、帰りの空港に向かう直前に行ったカフェは、タイのスペシャルティコーヒーの火付け役となったと言われている『Bluekoff』へ。
2000年ごろからタイ産にこだわりマーケットを広げてきた牽引役なのだそうで、アジアや欧米にも輸出を手がけているのだそうです。
こちらのカフェは、研究所さながら。頭の良さそうなスタッフさんたちが、丁寧にコーヒーを淹れてくれました。こちらではカフェラテをオーダー。
こちらのエスプレッソは比較的浅煎りでした。でも、しっくりくる味。軽い口当たりで、すっきりと舌を超えて行く。少しだけ酸味はあるけど、ミルクとの相性は良い。ミルクティーさながらの飲みやすさに感嘆としました。
ひとり旅をしていると、いろんなことを考えることができます。日本でのいいことやわるいこと、思い出したくもないこと。いつもよりも精神がセンシティブになりますからね。もうほんとにいろんなことを考えるわけです。それがひとり旅の良さでもあるんだけど、時々疲れることもあります。そういうときにやはりカフェの存在は大きい。
こんなふうに、かなりレベルの高いカフェがあることはとても嬉しいことです。
僕は勉強の意味も込めて、海外でもカフェを訪れるわけですが、その効果は測りしれないですね。
書いてたらまた行きたくなってきたな。
海外で刺激を受けて帰ってくると、自分の仕事にも気合が入ります。
頑張ってやっていれば、世界の素敵な人たちと繋がれるはず。
そんな想いもあって、コーヒーを日々焙煎しています。
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