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1/8-1/14のごちそうさま


1/8日曜日 鯛の塩焼き、百合根の卵とじ

療養4日目。前日に続き、夫が晩ごはん作ると言う。

そろそろ卵以外のたんぱく質食べたいなぁと思い、「白身魚食べたい」とリクエスト。鯛の切り身を買うてきてくれた。

汁物は私が作るわと言い、簡単に味噌汁作る。
そういえば。冷蔵庫の百合根の残りをなんとかしないと。
毎年恒例になりつつある卵とじに。

お汁が多くて、汁物のようになった。

夫が鯛の切り身を焼いて、ご飯炊いて完成。

久しぶりのお粥でないご飯。
久しぶりの卵ではない動物性タンパク質。『白身魚が食べたい』と身体から出るのは、体調戻りつつあるも、まだ本調子でない証拠。

それでも、久しぶりの鯛の塩焼き、美味しかった。

1/9月曜日 買い出しと仕込みとお祝い土手鍋

この日中に済ませないといけない用事があったので、さっと銀行へいき、さっと駅前の東急ストアで買い物。延期していた、夫の誕生日お祝いごはんの材料を買うだけのはずが。

お肉全品1割引

に頭でなく身体が反応して、豚スペアリブ、豚バラブロック、豚肩ブロック、鶏レバー、合い挽きミンチをカゴに入れた。重い。鮮魚コーナーで牡蠣2パック、ぶりあらも買っていた。翌日から買い物控えること決定。

家に帰って、冷蔵庫や冷凍庫にお肉や魚を片付けながら、一部仕込み。

豚バラブロックは久しぶりのベーコンに。
豚肩ブロックは塩豚に。

ローストビーフと同じく、ベーコンも今井真実さんレシピ。

バラッツさんのスパイス教室で作って、少しもらって帰ってたお肉にまぶす用スパイスミックスを、ベーコンに塗す。

オーブンに入れて、そのままオーブンで冷ましたら出来上がり。

いつもならこれだけの作業、なんてことないのだが、久しぶりに駅前まで出て買い物して、仕込みして。とやっていたら、『朝から夕方まで渋谷行ってた』くらいの疲労感になった。インフルエンザより、風邪より、体力の戻りがゆっくりな気がする。

晩ごはんは、(牡蠣嫌いの)息子がいないので、盛大に夫の大好きな牡蠣を入れたこちら。

牡蠣の土手鍋

実家で母がときどき作っていた。白味噌使ってたよなあ。あと、水菜とお豆腐も入れてたな。そこまでは思い出せたが、細かいところがよくわからない。
『土井善晴の和食』アプリで検索したら、レシピ、あったあった。
お出汁は出汁パックにさせてもろた。

牡蠣、2パックは多かったかなあ。でも、お祝いのごはんやし、たっぷりあった方がええよな。と思い、4人分の牡蠣を入れた。夫は大量の牡蠣に喜ぶ。二人で綺麗に食べてしもた。

僕な、牡蠣の土手鍋好きやねん。

知らんかった。牡蠣は牡蠣フライ一択と思ってた。
そして、「僕、ケーキやったらモンブランがいい」と言われていたことを思い出した。
モンブランだけ、また別の日に買うことにしよう。

1/10火曜日 はんぺんと豆腐の揚げたんと白菜

夫は仕事へ。息子は大学へ。
ものすごく久しぶりに、静かな平日昼間を満喫。

紙の雑誌と電子ブック、久しぶりに活字をゆっくり読む。
夕方になると、「しんどいなあ」となる。この感じ。数年前に時々なってたが、最近はなかった。そうか。去年の夏から、体調良くなり、体力もついてたんや。

ゆっくり晩ごはんを作り始める。

冷蔵庫にはんぺんがあった。
木綿豆腐も残っている。
真実さんのレシピで、はんぺん潰して揚げるのんあったよなあと思い出して検索。

はんぺんが足りない。なんぞ足せるものはないかと冷蔵庫見て、豆腐と目が合った。
木綿豆腐を水切りして、混ぜた。
缶詰粒コーンと干し海老も入れて、片栗粉入れて混ぜて、丸めて揚げる。

しんどいから簡単にしよ思うてたのに、揚げもんしてしもた。

そろそろ使い切らなあかん白菜もあった。
豆腐をちょっと避けておいたん使うて、白菜と豆腐のけんちん汁。

あっさり塩味

有賀薫さんのnoteマガジン掲載のレシピ。

大量に作っても、何回作っても、食べ飽きずに食べられる。
作るのも簡単なので、こういうレシピはありがたい。

レシピ単品でも買えるけど、マガジン買う方がお得。野菜食べたいけど、ワンパターンになってるとか、汁もののパターン増やしたいひとには、おすすめ。私は有賀さんのマガジンのおかげで、味噌汁以外の野菜の汁物のレパートリー増えて、ほぼ毎食食べるようになった。

柿右衛門農園さんのオレンジ白菜。きれい。

すっかり元気になった息子は「足りるかなあ」と言うてたが、彼もまだお腹本調子ではないため、いつもより少なめで満足していた。

1/11水曜日 ぜんざい、ぶりあら大根、粕汁

鏡開き。小豆炊いて、おぜんざい作る。

「これは小豆を食べるためのもんやな」息子談

しめ縄を近所の神社さんに持って行く。とんど焼きはされないけれど、1月中はほぼ毎日、氏子さん、近所の人たちが持ち込むお札やしめ縄をお焚き上げ(でっかいドラム缶に入れて燃やす)してくれはる。

この日が初詣になった私には、とてもありがたい。

ちょっとずつ、しんどい時間も短くなってきた。
晩ごはんはちょっと頑張って作ったこちら。

酒粕、白味噌の粕汁

数年前まで『味噌汁寄り』の粕汁でないと息子が食べられなかったが、最近は酒粕の量増やして、お味噌減らしても「美味しい!」と食べるようになった。夫は粕汁大好きで、酒粕多めが好きなので、喜んでいた。

もうひとつ、頑張った。

ぶりあらのぶり大根

お正月に映画『きのう何食べた?』観て、シロさんの作り方で作ってみようと思い、クックパッドでレシピ探した。

調味料の量、ちょっと多いなあと思い、砂糖や醤油を減らしたが、いつもよりは濃いめの仕上がりとなった。

この日届いた柿右衛門農園さんの三浦大根使って正解。美味しかった。
粕汁は大量に作ったはずなのに、息子が3杯食べてて、翌日の夜分はないかも。
目測誤り。

1/12木曜日 鶏レバーのソース煮と豚スペアリブの黒酢煮

月曜日にまとめ買いしたお肉やレバー。そろそろ使い切らなくては。
よく洗って、塩糖水につけておいたレバーは、ウスターソースとオイスターソース、生姜の薄切りで煮た。

茶色いおかず。お酒にも合うかもしれん。

ウスターソースと黒胡椒、ローリエで炊いてたけど、そろそろ夫が飽きてきてたので新たな味を探す。レシピ検索していたら、レミさんのレシピが出てきた。

え、ウスターソースとオイスターソース?って思ったけど、作ってみたらええお味で、生姜効果でさっぱり。作り置きにと思っていたが、翌日の夫のお弁当分だけ残して、夫が8割食べて綺麗になくなった。

もひとつ、使わないといけないお肉。
豚スペアリブ。
前夜から、どうやって料理しようかと延々検索するも、

これ!

とバチッとこないのは、療養明けすぐのせいなのか。

豚スペアリブ、最近はレンズ豆と一緒に煮込むシチューばっかりやったしなあ。
違う味付けがいいけど、あんまりコッテリはまだ重たいし。

結局、「中華はもうちょっと体調戻ってからにしよ」と思っていたのに、選んだのは、

スペアリブと長ネギの黒酢煮込み。

これも茶色い。

一度スペアリブを茹でこぼしたので、余分な油が落ちたし、紹興酒と黒酢効果でさっぱり柔らか。長ネギも美味しかった。

出来上がり5人分くらいなってたので、余るかなあと思っていたが、息子が綺麗に食べきってくれた。柔らかいし、見た目以上にさっぱりしてるしで、夫も箸が進んでいた。久しぶりに黒酢使ったが、やっぱりいい。もうちょっと回復したら、黒酢の酢豚も作ろう。

1/13金曜日 愛宕神社と塩豚キャベツとふわふわカリフラワー

年明けて、初めて電車乗って都内へ。

久しぶりに、帰りの電車でうたた寝していた。ちょっと疲れた。

最寄駅着き、自転車で走ってると路上に野菜が並んでる。時々、近くの農家さんの採れたて野菜販売している駅前の居酒屋。白菜、ブロッコリー、久しぶりのカリフラワー買う。カリフラワー、1年くらい買うてへんかったかも。

家に帰って、晩ごはんの用意。いっぱい歩いたが、横になりたいとは思わない。だいぶ回復してきた。

月曜日に仕込んでおいた塩豚。キャベツ。

大きめにざく切りしたキャベツを少し焼いてから、1センチくらいに切った塩豚乗せて、ざっと白ワイン回り入れお水も同じくらい入れる。ローリエがなかったので、ベイリーフ乗せて蓋して蒸し煮。

作ってみたかったこれを作る。

まだカリフラワー感あり。

ブレンダーで滑らかにすると

ホワイトソースにしか見えん!

味見したら、ふわふわ〜。
このふわふわに、まずうっとり。
食感もホワイトソースとは違う。
かすかにカリフラワーの味がするが、なにより、

食べても罪悪感薄い!!
小麦粉でなく、野菜やし!

これカリフラワーやし!野菜やし!

塩豚とキャベツも出来上がり。

カリフラワーソース乗せてみた

お肉も柔らか。キャベツも美味しい。
カリフラワーソースも合う。

思っていたより多くできたカリフラワーソース。これはアレンジも楽しめて、カリフラワー苦手な夫も息子も、気づかず食べられて良さそう。

1/14土曜日 イタリアマフィア映画に出てくるミートボールパスタ

お昼ご飯。カリフラワーのベシャメルソースをアレンジ。

黒パンにベシャメルソース、ベーコン、チーズ乗せて、また黒パン、ベシャメルソースで、焼く
出来上がり
半分に切ってみた。

半分でお腹いっぱい。残りは息子のおやつとなった。

晩ごはんは久しぶりに息子と作る。
この週から、大学も映画館通いも再開した息子は、グッドフェローズにゴッドファーザーと、イタリアマフィア映画にどっぷり浸かっていた。

そして少なくとも3回は

あーさん。違う映画やのに、イタリアマフィアは、ミートボールパスタ食うてた。めっちゃ美味そうやった。俺も食うてみたい。

と言うてた。

あんた、学童の時、お弁当のミートボール残してたやん。
しかも、何年か前にミートボールのパスタ作ったら「俺はミートソースの方がええ」言うたやん。

と3回とも私に言われていた。

学童の時の弁当っていつの話やねん。イタリアマフィアのミートボールは、あんなんちゃうねん。

そこまで言うなら、レシピを探そうではないか。
ゴッドファーザー グッドフェローズ ミートボールパスタ
で検索して、見つけたレシピ。

全体量を減らして、トマト缶はトマトピューレの大瓶(600mlくらい)ひと瓶使った。
ミンチも合い挽きに牛ミンチ。
材料出したところで、息子がうす〜くニンニクを切るところからスタート。

「俺が映画で見た薄さに切る」というので任せたが、手が遅くてイラっとする。
はよ切りーやと言いたいのをグッと堪える。
子どもが意欲持ってお料理しているときは、おかあさん口出したらあかんよ。
と、息子が3歳の時行った料理教室の先生の言葉が蘇る。

私はミートボールの用意を始める。丸めてあとは焼くだけ。息子はゆーっくり、弱火でにんにくを痛め始めた。ミートボールを焼きながら、時々息子にレシピに書いてないことを指示。息子も夫も、なぜかレシピ通りに作るので一緒に作らないほうがいい。

トマトソースを暫し煮詰めて、ミートボールも入れて軽く煮たら完成。

いい感じ!

パスタを茹でて、ソースをかけて、いざ実食。

ミートボール多め。

おおー!うまい!

作った息子、かなり満足。

前回ミートボールパスタ作った時、全てのボールを皿の中で潰して、私に「はあ?何潰してんの?料理した人(私)に失礼やろ!」とブチギレされた夫。この日は「これめっちゃ美味い!」とミートボール潰さず食べていた。

ものすごくお腹いっぱい。
でも、このパスタはまた作ってみよう。

去年のごちそうさま

去年も作ってたおぜんざい。
あれから作ってないシュクメルリ。
今年の1月の回は熱出して行けなかった、スパイス会。
鎌倉殿から家康さんになったら、テレビのひとたちはアナン邸に来はらんようになった。

美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。