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疲れた胃にやさしい、シンプル精進スープ

旬の白菜をたっぷりとくたくたに煮込んだスープ。その他の具は豆腐だけ、味付けは塩だけのシンプルで胃に優しい、でもとってもおいしいけんちん汁をご紹介します。
スープ作家の有賀薫さんによる、旬の野菜をたっぷり食べるベーシック・スープのレッスンです。

この記事は2017年のcakes連載の再掲です。

なんとなく重たい体をスープでリセット

今回のスープ・レッスンでは、さっぱり食べられて胃に負担をかけない、さらにお財布にもやさしい精進スープを作ろうと思います。
主役は、寒さによってさらに甘みをたたえていく冬の代表野菜・白菜。たっぷりの白菜を豆腐と合わせて、けんちん汁風に仕立てます。

けんちん汁はごぼうや大根、にんじん、里芋など、さまざまな根菜と豆腐をごま油で炒めて煮込んだ具だくさんの汁ですが、白菜と豆腐だけなら思い立ったとき気軽にできます。しっかり煮込んだ白菜のおいしさをあらためて感じるスープです。

白菜と豆腐のけんちん汁

材料(3~4人分) 
所要時間:約20分(豆腐の水切り時間は除く)

白菜 1/4個(約800~900g)
木綿豆腐 1丁(300~350g)
塩 適量
ごま油 大さじ3
水 1L
ラー油 好みにより適宜

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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。