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たからものnote

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#子育て

風が吹いていた

長く長く続く一本道は、先が見えない。 来る時には途方もなく感じた距離は、 帰りには驚くほどに大したことなく感じる。 経験とは、人の感覚を簡単に変える。 3月30日の私と、4月1日の私でさえこうも違う。 4月1日。三番目の息子の引っ越しを終えて、私達夫婦はその日に自宅への帰路につくことにしていた。 朝、3人で近所で美味しいと評判のパンと 甘いカフェオレを飲んだ。 ただしくは、息子はパンには手をつけず、 カフェオレは断られた。 この引っ越しの数日で、徐々に口数

息子の声の演技に泣いたよ 幸せをありがとう

息子が劇でとある役を演じた。 当日のカメラ撮影は禁止。 わたしは弱視で視力が0.01~0.02ほどしかないので、カメラを使って拡大しないと離れているとよく見えない。 じゃあ特別にお願いしたら?と思う人もいるかもしれないけど、わたしはたくさんいる他の保護者に誤解を与え、不信感を抱く人がいたとしたら、その人が当日楽しめなかったら嫌だなと思って、相談して一番前で見ることを決めた。後日DVDももらえるし、当日はわたしの見える範囲で息子をしっかり見ようと心に決めた。 でも、わた

子どもの『間』に、ひそむもの

ずっと子どもが苦手だった。 3人兄妹の末っ子で自分より小さい子と接する機会が少なかったし、性格的にも面倒見のいいほうではなかったからだと思い込んできたけど、きっとどちらも根本的な理由ではなかったような気がする。 子どもをただ眺めているだけだったら、ああ可愛いねえ、元気だねえ、と心がほくほくするのだけど、いざ対面して話をすると、なんだかいつもドギマギしていた。 何が苦手だったのかというと、あの『間』だ。 「すきなもの、なあに?」 なにか話しかけると、子どもはピタリと固

好きなひとと似てるひとに、癒やされてもいいのかも

新しく出会うひとを、自分の知っているひとと重ねてしまうことがある。 はじめましてのはずなのに、外見や表情、しぐさなどから、知っているひとと重ね合わせて見てしまい、そのたびに後ろめたさを感じていた。 親も子もはじめての幼稚園での、担任の先生もそうだった。 切れ長のきれいな目と頬のあたりが、大学時のサークルの先輩とそっくりだった。いつも知的で、鋭い指摘をしたかと思ったら、ふにゃっとぼけたところもあって、私はその先輩のことが好きだった。 3歳の息子はさみしがりやで泣き虫で、家

🗨何色に塗ったっていい

【1分で読めて役立つ】小学校教員の情報発信🖋 みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。 今日は、固定観念について、思うことを書いていきたいと思います。 この記事は、教育に関わる方や興味のある方に、特にオススメの内容です。 目次は、以下の通りです。 1⃣子どもと話していて感じたこと 先日、子どもたちと花の絵をかいていました。 チョークを使って、黒板に花を書いてみました。 その後、 茎を書くときに、私は、オレンジで塗ってみた のです。 すると子どもたちは言いま

息子と自画像

今、大学生の息子が、小学5年生ごろの話。 「今日、図工の時間に自画像、描いた。楽しかった~」と満面の笑みで私に話したことがあった。 おお、それは良かったと思い、「じゃ今度、参観日に学校行ったとき、自画像見るわ」と返事しておいた。 そして、参観日当日。私は、教室の後ろからそっと入り、壁に貼られたクラスの作品を見た。 「クラリネットを吹く私」「コーヒーを飲んで一息」など、さすが5年生ともなれば、皆とても自然な表情で、自分というものを描いている。色彩も構図も本当に素晴らしい

お金もテクニックもいらない

家族がご機嫌で優しく居られる方法ってなんだろう。 ママがパーフェクトなママになることでしょうか? 私は、 そんな難しいことしなくていいと思います☆ いいお母さんじゃなくても、   貴女が貴女であるだけで、     そのままの貴女で、 ご家族は何の不満もないのです (*^_^*) 貴女のご家族が願うのはひとつだけ、、、 笑顔を見せて欲しい きっとそれだけを願ってくれていることでしょう。 いいママになんかなれなくてもいいんです。 いいママになろうと追いつめられて、 必