マガジンのカバー画像

たからものnote

70
素敵なクリエイターさんたちの素晴らしいnoteをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

大人になった息子と歌った『にじ』♬の思い出

スマホのボイスレコーダーで歌った曲を録音してきたのに、ある時から曲を再生できなくなってしまい大ショック~!!! 今年8月他のボイスレコーダーをダウンロードしてもらい、2022年12月からの歌350回分が復活しました~♬  まだそれ以前の190回ほどは何故か聞けないのですが、幸い保存できていた中から、今日は2021年の『にじ』の弾き語りを投稿してみます。 Masumiさんの可愛いイラストを観ながらお聞きください。 1.にじ の曲について 作詞:新沢としひこさん、作曲:中川

感情があふれでた日

感動しましたね。本当に。 どんなに素晴らしい文章で、綺麗な言葉を並べていても、そうそう心には響かない私。 心が揺さぶられるのは、いつだってリアルの経験からでた言葉だけです。 30年来の親友が難病で、ずっと寄り添ってきました。寄り添い続ける事が困難になり、今は離れていますけど、、。 私自身も数年前に、10万人に1人の珍しい病気を発症し、手術しました。 40代後半。死ぬかもしれない、、 高層階の大きな窓際の病院のベッドからは美しい大空だけが見れ、何日も流れ行く雲を眺め

ShortStory 前編

※障がい者の「がい」の表記について、漢字でもひらがなでも特に決めごとはないようですが、ここではひらがな表記にします。 私の勤めているホームに、最近新しい利用者さんが入ってこられた。 不安からなのか、玄関から中になかなか入ろうとしない。 「新しい所だから不安だよね、一緒にお庭を見に行ってみようか?」 と、先輩職員が優しくその青年に声をかけているのを聞いていて、高校の時、倫理社会の授業で、担当の先生がしてくれた話しをふと強烈に思い出した。 「もう40年くらいも前の事になるだ

shortstory後編

その日、また園の門で大泣きをしていたぼくに近寄ってきたのは、 いつものお姉さん先生じゃなく、最近になって新しく入ってきたお母さん先生だった。 白い割烹着が珍しくて、一瞬泣き止んだぼくに、先生は微笑みかけながら 「タカちゃんはお外、好き?  先生も大好き」と言って、 お母さん先生は門の所に座りこんだ。 連れ戻されると覚悟を決めていたのに。 「ここに来る?」 と言って先生は自分の膝を指さして手招きした。 寂しくて心細くて胸が張り裂けそうなぼくはすぐにも行きたかった、が、 『

あさがお観察カードに並んだ点々の意味。

その日の生活科の学習の時間は、一人一人自分の植木鉢に植えたあさがおの成長の様子を観察カードに記入する活動だった。 るかちゃん(仮名)も今日は、こちらに顔を向けて静かに話を聞いている。 るかちゃんはダウン症の児童だ。 支援学級に在籍していて、まだ自分で平仮名を書いたり、感じたことを文章に表すことが難しい。 国語や算数の時間は、支援学級で彼女に合った内容やスピードで、支援学級担任の先生と学習している。 そして生活や図工、体育、給食といった国語算数以外の学級で過ごす際は、支援

七つの短編エッセイ

この note で知り合ったMasumiさんに時々私のエッセイが良いとほめていただきます。 私はMasumiさんの描かれる子どもの絵、動物の絵にいつも不思議を感じ、いつも元気をもらっています。一瞥で感じることの出来る絵画の力ってすごいですね。それは花でも宝石でも一緒です。文章には持ち合わせない力だと私は思います。そんなお力をお持ちのMasumiさんに今回おほめいただいたのは今回加筆修正したこの一編でした。 この元のエッセイもほめていただいています。このほか今回ここに挙げた『

いつまでも忘れない夏の始まりの記憶

63年間、生きてきました。家族という枠組みに疑問を感じることなくともに生活する父母、障害を持つ兄と生き、二十歳で家を後にし上京してからもその家族のもとへ帰ることは当然だと思い疑問など持ったことはありませんでした。そんなふうに私の意識に刷り込まれた家族感のようなものはどうやって出来たんだろうと最近考えます。大げさな言い方をしますが自分の人生の半分くらいをこの家族に捧げてきたと思っています。それで両親や兄を恨むことはありません。正確に言うと今はありません。「当たり前のこと」そう思

なにより感謝を

現在お預かりしているSMILE SWITCHの作品が、ついに完売しました。 販売期間:2021年10月16日〜 販売数:124 作品 販売総額:516,877 円 最後の作品の注文を頂いたのが一昨日、 発送したのが昨日のことでした。 そして本日、ぼたんさんは旅立たれました。 オンラインで販売を初めて、2年8ヶ月ほどで124もの作品を全て届けることができました。 ぼたんさん、届きましたよ。 こんなに沢山、すごいよ。 応援してくださった皆様、 購入して頂いた皆様、 そし

にこにこぼたん

たしかに、ずっと笑顔でいられる人などいない。 ほとんどの人にとって、笑顔はときどきだ。 彼女は、笑顔でありたいと願う人で、 そして笑顔になれないことを少し悩む人。 あたまの中を歩き回って、できるだけ笑顔でいられる場所を探している。 僕たちは、身体と心でお散歩しながら話す彼女の言葉を聴いて、一緒に歩いているように感じ、笑顔になっている。 *** 彼女はお腹にがんを抱えて生きています。 1ヶ月くらい前に、医師から「余命は1ヶ月くらい」と言われたそうで、今は緩和ケアを中

本当にほしいもの

温泉旅行にいった帰り、有名な神社に立ち寄りました。 参道を行くと、上杉鷹山(1751~1822)の詠んだ歌がありました。 心打たれて、しばらく石碑の前から動けませんでした。 こんな人、みたことない。こんな人、いるんだ。傷つくことがあった後だったので、なおさら響きました。 この人になら、どこまでもついていきます。と言いたくなる。 貧しい藩で、たいへんな苦労があったけれど、家臣とも民とも信頼でむすばれて、大飢饉のときに一人も餓死する人を出さなかったそう。 人がほんとう

歌人だったじいちゃん

忘れもしない、私が中学3年の歳の3月19日。 「推薦を 孫は否みて 試験受け 合格果たせり 我が誕生日に」 高校受験の合格発表の日に、祖父が謳ってくれた短歌。 じいちゃんと食パン 私がまだ実家で過ごしていた頃のある日、我が家にホームベーカリーがやってきた。 早速母は食パンを作って、近所に暮らす祖父母に振る舞った。 祖父は、穏やかで口数が少なく静かな人だった。そんな祖父が、その食パンをやけに嬉しそうに食べたという。母は珍しく思って「どうしたん?」と聞くと、こんな話をして

【4コマ】たっちゃん漫画 270話『あきらめない心』

ベイビー・キャンドル

真夜中に目が覚めてしまいました。 つる です。お世話になっております。 クリスマスソング集第7曲を お送りしたいと思います。 2分01秒の穏やかなピアノ曲です。 無料でご試聴、ダウンロード可です。 小さなキャンドルの炎。 静かに燃えるろうそくのイメージで 作らせていただきました。 ちょっとジャジーなフレーバーも 散りばめています。 お楽しみくださります所 ございましたなら幸いです。 それではまた。 みなさまのご無事をお祈りいたします。 つる かく 🎹 * 商的利用可です。 著作権は放棄しておりません。 公序良俗に反する取扱いは どうぞご遠慮願います。