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「友達」は必要か。①

episode1.「親友ちゃん」の存在について

このテーマについて、
つまり「友達」について真剣に考えるようになったのはYouTubeを始めた頃あたりからだ。

YouTuberは基本、孤独じゃないとできない。


撮影も編集も基本1人でやるし、面白い企画やアイディアが思いつくのだって基本「1人」の時だ。
'本当にいいもの'というのは「1人」になった時に生まれる。


アイディアマンや何かを創作したりする人間は皆
孤独になるべくして、なっている。



となると極論、YouTuberには「友達」の存在は
不必要、ということになるワケである。

「友達」との時間が増えれば増えるほど
「YouTube」での活動の時間は少なくなる。

仕事においても同じことが言えそうだ。

仕事での時間が増えれば増えるほど
プライベートでの時間は減っていく。

多忙な彼氏に
「私と仕事、どっちが大事なの!?!!」
と聞くヒステリックな彼女のセリフは

漫画だけの世界じゃなく
現実世界でも飛び交っているらしい。

彼氏いないし、知らんけど。(笑)


まぁそんなことはさておき、
私が本格的に「友達」について考え始めた
'YouTube初期'の頃の話をしていこうと思う。

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大学生1〜3年の頃、まだYouTubeのアプリすらスマホに入れていなければもちろんHIKAKINさんの名前も顔も知らなかった ただの大学生だった頃、

私にとっての一番'充実している時間'とは
バイトや学校、友達との予定で「スケジュール帳が予定パンパンに詰まっていること」だった。

実際YouTube始める前まで
私の人生の重きはそこにだけ、
つまり'予定の詰まり具合'だけにあったので


常にバイトは掛け持ちして扶養の範囲103万円ギリギリまで働いていたし、

仲良くなった友達とはすぐ旅行へ行って、日本国内はもちろん韓国、台湾、カナダ、ヨーロッパ周遊などバイト代を貯めては旅行につぎこんだ。

思い立った次の日には
ヒッチハイクで仙台やら青森やら京都やら…(←コレめちゃ楽しかった)

他大学のサークルに1人で乗り込みに行っては
2年半ゴスペルミュージックをこれでもかってほど歌い明かした。未だに歌は下手だけど。

おかげさまで友達、というか'知り合い'は多い方だったと思う。陰キャにしては頑張っていた。(笑)

飲み会だって一切断らなければ
2次会までキッチリついて行った。
始発まで鳥貴族に居たりもした。(笑)

"予定がパンパンなこと"
これが私にとって最重要ポイントだった。

もちろん家に1日中いることなんてほとんどなかった。
常に誰かといた。

客観的に見たら割と'リア充大学生'だったのかもしれない。(根は陰キャだったけど)


周りと'協調する'ことが全てで、
周りの空気を読んで、楽しませて、
そして自分もワイワイすること。

これが私にとっての一番の"充実した時間"だった。

そして大学4年のタイミングでYouTubeを始めることとなるわけなんだけど

ここで自分の中の様々な「価値観」が変わった。

人生のターニングポイントとは
ここだったのかもしれない。

自分のライフスタイルや時間の過ごし方、
友達との過ごし方、人生について、ビジネスについて…
本当に様々なことを考え直したわけだけど

その中でも特に
「友達」についてはよく考えた。

・どこからどこまでが友達か?

・人生で友達とは必要なものなのか?

・ビジネスでの人間関係とプライベートでの人間関係、どちらが大事なのか?

・友達の条件とは何か?

・男女の友情とは成立するのか?

・親友とは何か?
など。



その中でも今回は
「親友」について疑問をもった
私の小学校時代のエピソードについて話していきたいと思う。

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私はこう見えて元々は
'嫉妬しやすい'タイプの人間だったのかもしれない。


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時は遡ること小学校4年生、冬。

私には小2の頃から仲良しの'親友'がいた。



今でもSNSで軽くやりとりをするし、
実家も近いから私が近所のファミレスで作業しているのを窓の外から見つけると、わざわざ中に入って声をかけてきてくれて、軽く井戸端会議をしたりする。

上記のように、社交性も高くて

新垣結衣似のショートカットで
可愛く、明るく、頭も良い

いわゆる「モテる」女子だった。


いとうあさこ似でやかましい私とは正反対ながらも
なぜか波長が合って

お互いをいつも
「親友だよね」と確認し合っていた、

私もそんなピュアな小学生であった。(泣)
 


そんな私たちであったが
小4のタイミングでクラスが分かれて別々となった。

私も私で、新しいクラスで友達を作っていたし
向こうも向こうでそのようにしていたと思う。

でも、それでもどんな時だって私の心の中には
その「親友ちゃん」の存在がいて、

新しいクラスでどんなに仲良くなった友達がいても
絶対にその「親友」の称号だけは
誰にも譲らなかった。

しかし、ここで事件が起こる。
別のクラスからの噂で、その「親友ちゃん」は
新しいクラスで別の'親友'と名乗る存在をつくっている、
ということを耳にした。

…今思えば(なんてそんなちっちゃなことを‥)
と思うかもしれないが
当時の私にとってはそれは、とても大問題だった。

え?
じゃあ私との親友契約の件は?
新しいクラスになったら私たちってもう親友じゃなくなるの?
私に隠れて新しい親友を作っているってなに?
親友ってなんなの?
親友って1人につき1人までじゃないの?

まぁその後色々あって

結果担任に

「親友って1人じゃなきゃダメなんですか?」

と諭されてハッとして

その「親友ちゃん」とはあっさり和解したんだけど。





私は「親友」は1人きりである、と思い込んでいた。

人間関係は比較的サッパリドライに生きてきたつもりであったが、根の部分はもしかしたら
かなり「ヤキモチ焼き」であったのかもしれない。

知らんけど。(笑)


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以降
私は仲良い友達を「親友」と呼ぶことが怖くなった。


仮に自分が「親友」だと思っていても、
相手がそう思っているかなんて分からない。

でもそれをまた確認し合うのも
相手の負担になりそうだし、厚かましい。

「親友」は1人じゃなきゃだめだと思っているかもしれないし、いっぱいいて良いと思っているかもしれない。

そんなこんなで現在24歳に至るわけだが
YouTubeを始めて
さらに交友関係も狭まり
友達という友達もそんなに多い方じゃないけど

「親友」と呼んでもいいかもしれない人は
多分、3人いる。

自分からは聞かないけど
多分、向こうも「親友」だと思ってくれていたらいい。

あんまり頻繁に会えない人もいるけど、
それでも、心の中では「友達」だとか「大切な人」だとか思ってくれていたら、それだけで嬉しい。


…私はやっぱり、陰キャラなのかもしれない(泣)


そんな「友達」に関する
エピソード①でした。

編集の息抜きに書いてみたので
続編episodeはまた気が向いたら…

    題名:「親友ちゃん」 / ケロケロますみ

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