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バスケットボールを見ながら、チームワークについて考えてみた

チームワークって何だろう。

チームスポーツをやっている(いた)人、もしくはチームで仕事をしている(いた)人なら一度は考えたことがある問いではないだろうか。

私はしょっちゅう考える。
仕事をしているとき。
そして、バスケの試合を見ているとき。

今日は、バスケットボールを見ながら考えた「チームワーク」について書いてみようと思う。


そもそも、良いチームとは何だろう。

強いチームが、良いチーム?

仲が良いチームが、良いチーム?


私は、その両方を兼ね備えたチームが、良いチームだと思う。つまり、

①明確な目的と目標を持って行動し、成果を出している
②関係性が良好で、お互い高め合うことができる

この2つが良いチームの条件であり、チームワークが発揮されている状態だと考える。

過去の仕事を振り返ってみても、成功したプロジェクトの多くは、良いチームだったなと思う。逆に、個々の能力が高くても関係性が悪ければお互いの知識や経験を共有できずに知識がタコツボ化するし、単に仲が良いだけだと成果につながらないし、いずれも良いチームとは言えない。


良いチームの条件①明確な目的と目標を持って行動し、成果を出している

グループとチームの大きな違いは、「目的・目標があるかないか」ということ。

単に人が集まっているだけでは、それはただのグループであってチームではない。チームというからにはその目的(ゴール。何のためにそのチームが存在するのか)と目標(いつまでに、何を成し遂げたいのか)があるはずだ。

目的と目標が明確にあれば、どこに向かって走れば良いのか、その方向性が明確になるし、今何を優先すべきなのか、その判断基準を統一しやすくなる。


良いチームの条件②関係性が良好で、お互い高め合うことができる

これは単なる仲良しグループとは違う。

だから、時には意見が食い違ってぶつかることもあるし、成果物のレベルが求めるものに達していない時などには厳しいフィードバックをすることもある。

ただ仲良く、楽しくやりたいなら、仕事ではなくて遊びでやればいい。友達同士なら、それで良いと思う。でも、あくまでプロとして、お客様から対価をいただいてやる仕事なのだから、自分達が楽しいだけでは許されない。きちんと求められている成果を出さなければいけないし、その為にお互い言うべきことはきちんと言わなければいけない。


仕事とバスケの共通点・違い

①明確な目的と目標を持って行動し、成果を出している
②関係性が良好で、お互い高め合うことができる

ここに挙げた2つのポイントは、基本的に仕事でもバスケでも共通しているんじゃないかなと思うけど、若干違う部分もあるのではと思うので、一つずつ見ていくことにする。


良いチームの条件①明確な目的と目標を持って行動し、成果を出している

バスケの場合はとても明確で、試合に勝つこと、そしてチャンピオンシップで優勝すること、それが第一の目標であることは間違いないはずだ。

そして、その上位にある目的は、ファンを楽しませる、地域を盛り上げる、ということだと思う。ここの捉え方、発信のしかたはチームによって若干違いがあるように思うが、プロチームとしてそこに集っている限り、その目的と目標からぶれることはないのではないかと思う。


仕事の場合も同様に、目標は共有できるはずだ。例えば売上●億円、ユーザー●万人、などの数値目標、そして顧客に提供したい価値。そういった目標、ビジョンはどの企業、どのチームも掲げていることと思う。

その一方で難しいのが、「何のために仕事をするか」という個人の目的の部分だ。人によって「お金のため、生活のため」「自己成長・自己実現のため」「会社のビジョン実現のため」と、それぞれの生活環境や価値観によって異なることが多いのではないだろうか。

ベンチャーやスタートアップであれば共通していることが多いのかもしれないし、目的を共有できる仲間を採用しようとするだろう。一方、一般的な企業の場合、それは理想だとは思うものの、なかなか難しいのが実際のところじゃないかなと思う。


良いチームの条件②関係性が良好で、お互い高め合うことができる

こちらも、①と同じようなことが言えるかもしれない。

バスケットボールの場合は仲良くするために集まっているわけではないのは明らかだ。ただ、チームの雰囲気、個々の関係性、信頼関係がプレーの質に大きく影響するのは間違いない。根っこにあるのは、お互いの信頼関係。

仕事においても同様で、お互いの信頼関係があって初めて言いたいことが言える。ちょっと厳しいフィードバックもできる。だから「心理的安全性」という言葉や、それを取り扱った書籍が流行っているのだと思う。

ただ、仕事の場合は、先に書いたように色んな価値観の人が集まっているので、そういった厳しいフィードバックをきちんと受け止められる人もいれば、「何でそこまで言われなきゃいけないのか」と拒否する人もいるかもしれない。お互い尊重し合い、信頼し合い、高め合える、そんな関係が理想だと思う一方で、それができるのは一部なのかな…と思うこともある。


今日はチームについて、チームワークについて、バスケットボールと仕事それぞれの観点から考えてみた。共通することも多いが、仕事の場合はより多様な人が集まっているので、目的意識の共有が難しい部分があるのかな、というのが今の段階での結論。

自分自身も、ここに書いたような理想を目指して、今いるチームをもっと良くしていきたいなと思う。

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