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小休止のすすめ ヒロミ&藤田晋著

人生には休みが必要だ。立ち止まってじっくり周りを眺めると、小
さなことにこだわっていた自分を客観視することができる。すると、
あなたらしい生き方につながる道が見えてくるはずだ(ヒロミ)

 この本を読んで、自分もここ10年位「小休止」に入っていることを実感した。

 成功や発展しているときよりも、小休止に入っているときのほうがキツイことも多いけど学びが大きい。それは、竹の節のように、次に伸びるための土台作りのように思える。

 2008年、都会で得たステータスを捨てて、北海道の田園風景しか見えないところに事務所を移してはじめて、東京にいた頃の自分が客観的に見えるようになった。反省するところは反省して、いいところは肯定した。それが出来るようになって、一軒家を手放し札幌に引っ越しをして、それからハワイに行った。海で浮かびながら幸福なエネルギーに包まれてようやく、次の10年どう生きるかが明確になった。

負けること、挫折することはそんなに悪くない。人生が終わるわけでも、全財産を失うわけでもない。負けても、挫折しても、たかが知れている。人生は長距離走で考える。休んで、遊んで、考えて、次の何かを準備していったらいいと思う。(ヒロミ)

 日本人は休むのが下手だといわれるけれど、社会の風潮として、がんばり続けなければいけないというのがあるのかもしれない。第一線から外れても、いくらでも、違う場所で花を咲かすことが出来ると確信させてくれた一冊でした。

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