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#11 自由

初めて自由の女神を見たのは15歳の夏だった。

「大きいな」

なんて見たままにしか感想を言えないない高校生の私はその薄っぺらそうで、でも本当に感じたそのままの言葉をそこに残してニューヨークのど真ん中へと観光に行った。

そこから15年。

その時が折り返しだったように感じる今、私はまた「自由」について考える。

「自由の女神」とは?
世界中の人が知るそのニューヨークのアイコンでもあるその像はアメリカ合衆国独立100周年を記念してフランス人の募金により贈られた記念像である。

アメリカの独立と民主主義を象徴するこの像には独立に纏わるいろんなシンボルがあしらわれているが、特に私が印象的だったのは、足元のひきちぎられた鎖と足枷があり弾圧からの解放のメッセージが込められている。

政治的なものなど外的な環境による自由、不自由は選ぶことはできない。
(厳密的に言えば民主主義などの政治下においてはそれも選べるとされるのだが、簡単ではないと言うことを踏まえて)

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