大好き、君の不幸と君の笑顔『ファストフード物語』
五月十一日。
大好き。なんてストレートな表現だろう。
僕はその言葉を君の笑顔に捧げよう。
胸の内がポカポカするくらい、好きだから。
五月晴れくらい、はっきりした気持ちなんだ。
同じくらい、人の不幸を愛している。
恐ろしくクソみたいな人間ですけどね。
しょうがない。そうやって生きてきたから。
僕は心に悪魔を宿しているんだから。
正邪の天秤が平行になっているんだよ。
それが僕。幸も不幸も味方にする男。
正義と不正義を掛け合わせて生きています。
だって、そうしていないと生きて