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嫌なことばかり続いても 辛いことばかり続いても 浮世の風が吹き荒れても 深く考えすぎちゃ…
疲れともお別れ 僕らの旅は終わる だけど明日が来る 陽はまた昇る 分からないけどね 未来…
物語の始まりは上野公園 僕はカメラを回していた この耳が大好きな噴水が 音を立てて飛沫を上…
愛してるだけじゃ甘いかな もっと情熱を伝えたいけど 僕は君が好き 君はどうかな？…
友達がいない僕にとって 図書室は憩いの場だった たくさんの本たちが 僕を待っていてくれる…
波の際で 僕は目を瞑る 生命の営みを感じながら 脆くて弱い自分を戒めながら 今日もどこ…
ペンは有る 刀は無い 飛行機は有る ミサイルは無い コッペパンは有る 爆弾は無い 愛は有る 憎悪は無い 魚は有った方がいい 魚雷は無い方がいい 酸素は有った方がいい 排気ガスは無い方がいい 優しさは有った方がいい 冷酷さは無い方がいい 希望は有った方がいい 絶望は無い方がいい 有ってほしいものが無くて 無くてもいいものが有って 手に取るものは不必要なものばかり 本当に必要なものは何故かゴミ箱へ 枯葉は有った方がいい 吸い殻は無い方がいい アンコは有っ
ペットボトルが転がった 空き缶が踏み潰された 大木が伐採された 夢見る人間の希望が消えた…
歪なアスファルト 朽ち果てた古書店 そびえ立つタワマン ピカピカに光る大理石 今日もたん…
カラン 空き缶が戯れる カラン 無邪気に戯れる これから待つ未来は真っ暗だというのに カ…
僕は一つの日向夏を買った 檸檬みたいな見た目で香っている そういえば 君も柑橘っぽい匂いだ…
春風よ 吹き荒れてくれよ 大自然を踏み締める新人たちに 大空よ 快晴であってくれよ 身体中…
暗い影に 一人寂しくしゃがんで 血の気のない肌だから誰も近寄らない 自分に温もりがないこと…
猫がいる それも 三毛猫 多分この辺の子じゃない 迷い猫かもしれない その猫は寂しそうに鳴く 仲間を見失ったのだろうか ニャー ニャー ニャー きっと迷い猫だろう 彷徨う辛さを知っている僕は 近づいてその猫の瞳を見つめる 分かるはずないお互いの気持ち だけどこの猫は迷い猫だと確信する 僕は一種のシンパシーを感じた 僕が猫だったら寄り添ってやるのに とりあえず水をあげようとしたけど 迷い猫はどこかへ行ってしまった 今日も独り だけどまたどこかで会える 迷い猫は迷うけど何
