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社会人5年目OLが国内MBAに行く話(後編)~MBAを取得してHR領域で活躍すると決意する~

この話は後編です。
前編:自分のキャリアに不安を感じMBAという選択肢が浮かぶ。
後編:本当にMBAを目指すのか?自問自答し、目指すことを決意する。

▼前編はこちら


私は24年4月 立教大学大学院に入学します。
このノートは、入試~大学院生活~卒業後のキャリアまで書き続け、国内MBAのリアルを届けることが目的です。



本当にMBAを取るのか?自問自答する

キャリアに不安を抱えて自分を変えたいと思いつつも、

「学費300万円~500万円くらいはかかる…」
「仕事との両立できるか不安、緊急対応が入ったらどうしよう」
「起業したいわけでもないし、そこまでしなくてもいいのかな」
「自分はそこまでの人間ではないのかも」

と、心のどこかで逃げたい気持ちもあり、葛藤していた。
何かしなくてはいけないのに、何もできていない時間が私は最も苦手。
よって私はステップ論でMBAを目指すのか否かをはっきりさせることにした。


【STEP1】グロービスの単科生に通う

まず、書籍だけではなくて社外でもっと学んでみることにした。
自分でも予想外だったが、学ぶことが精神安定剤になった。
教えてもらえることがこんなに有難いとは知らなかった。
詳しい人からの意見聞き、クラスメイトとディスカッションし、「任せるよ」だけではなく「一緒に考える」ことができる。
純粋に嬉しかった。仲間ができた感覚だった。

そしてプライベートの時間を使って、授業⇒復習・予習・課題⇒授業…のサイクルを回すことにも慣れた。
社外での勉強が楽しく、これからもやりたいと思えた。

また、クラスメイトの中にはグロービス以外のビジネススクールを目指す人もいた。私も更にMBAについてリサーチしてみたいと思い、ステップ②に進む。

★グロービス以外にも、中央や明治など単科で受けられるところがあるため受けてみるのがおすすめ
※学校にもよるが、1科目5-15万円程度・2-3か月で受けられる。
※大学院に入学する場合、単科で取得した単位を引き継ぐことができる学校も多い。その大学院に入学したいなら単科生で先に単位をとっておくと入学後に負担が減る。
情報収集であれば、色んな学校の単科を受けてみても良い。

▼中央

▼明治


【STEP2】各学校の説明会・体験授業に参加する

数あるビジネススクールの中から、ざっくり気になる学校を選定し、各学校の説明会・体験授業に参加。

卒業生や在校生の方と話せたことは非常に有意義だった。


特に私と同じようにキャリアに不安を抱えて
「MBAで経営全般を学んで、自分のやりたいことを見つけたかった」
という動機で入学した方の話を聞けた。 

「ああ、そういう目的でも良いんだな」
と感じ、私も目指して良いと思うきっかけになった
(入試で何を伝えるかは別として)。


そしてどの学校でも共通して言われたことは、「MBA=経営全般をジェネラルに学ぶ」ということ。
2年目以降は自分の興味のあるゼミなどを取るが、まずは必修科目で経営をまんべんなく学ぶ。

「逆に何かに特化して学びたいならMBAじゃないほうがいいかも」という意見もあった。

「経営を学びたい、スキルを上げたい」としか思えていなかった私は、経営全般を学ぶとはどういうことかを知るためにSTEP3に進む。

【STEP3】「早稲田×日経 MBA Essentials」を受けてみる

「経営」「マーケティング」「DX・イノベーション」「会計」「人・組織」など会社を営むうえで必要なことを網羅的に学べるオンライン授業。
23年度は10月-12月、2週間に1回、19時-21時で実施された。

ヒト・モノ・カネを広範に学んでみて、自分が何となく知ったつもりになっていたことが如何に多いかを実感した。特にファイナンシャルについて、私は全然知識がないことも分かった。
きっとMBA入学後もこのように自分の知見の穴に気づいていくのだろうと想像した。

★23年度は全コースを一括で申し込むと、修了パーティーに参加する権利が得られる(要申し込み・定員あり・有料)。
私はパーティーに参加し、早稲田のMBAの先生方と直接お会いできたり、他の参加者と名刺交換ができたりと非常に有意義だった。
※23年度はリーガロイヤル東京で実施。


この3つを通して、自分でも気持ち悪いが、
自分が学ぶことを楽しめると知った。

そして単発で表面をなぞるだけではなく、
もっと深く・もっと本格的に学びたいと思った。

学ぶことで自分を変えられる、
事業創業時に味わった無念を晴らせるような気がした。

そしてMBAを目指すことを決意する。


MBAを取得してどうなりたいのか?内省。HR領域だと自覚する。

MBAを目指すうえでは、取得した後の目標も具体的に考えておきたい(入学後に変わっても良い)。
内省した結果、HR領域に関わりたいと思った。

例えば、MBA Essentialsでは「人・組織」の講義が一番面白かった。
お金や時間をかけても、深く学びたいと思った。
各学校の説明会でHR領域ご専門の先生と話した。先生方がおっしゃっていた「会社はつまるところ人」という話に心から共感した。

ベンチャー企業に転職してつくづく思うが、どんなに良いビジネスモデルや施策を練っても、意欲高く実行してくれる人がいなくては成り立たない。

実際に現職でも、スキルはマッチしている稀有な人材が、組織との相性が合わずにパフォーマンスが発揮できなかったり、転職したりすることがあった。
突然人員が減ってしまい、事業縮小や売上目標の大幅な下方修正をしたこともあった。

「人がイキイキと働く」
それは非常に難しい。
逆に言えば、社員の多くがイキイキと誇りをもって働いていたら、
会社として上手くいっていると言えるのではないか。

人がパフォーマンスを発揮するには、会社と個人がマッチしていることが大前提だ。
そしてその状態をつくるには、会社のフェーズ(成長期・成熟期など)や経営戦略への理解は不可欠である。

だから私はMBAで経営全般への理解を深めたい。
そして、ゼミなどでは人材関連の授業をとり、
HR領域を深く学ぶと心に決めた。

遠回りしてしまったかもしれないが、
やはり私は「働くこと」に関する事業が好きだ。
パーソルキャリアを離れて以来、
そういった事業に関わることはできていないが、
MBAを取得して、
もっとパワーアップした自分で返り咲きたい。


この想いが立教大学大学院に届いたようで、
来週はついにMBA入学式。
この想いを忘れずに2年間過ごしていきたい。

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