私たちの社会には市場の原理に任せてはならないものがある
塾ごときの言うことをまともに信じてはいけない。
そんなことは、いわずもがな、であっただろうに、今は消費に馴染みすぎて、わざわざ言わないとならない時代が来ている。
というか、もはやわざわざ言ってもたぶん理解されまい。
利益のために仕掛けられた消費に、疑いを持てない人が増えすぎたのだ。
私利のために提示された学習方法や取り組み方が、本質からかけ離れること、教育や学びから道を踏み外すことなど、そういう危険を常に孕んでいることくらいは、考えればわかること。
ところがそれに疑いすら持てない。
こうでなければならない、こうしなければならない、と消費のために仕掛けられたものを、いとも簡単に受け入れてしまう。そんな時代が来ている。
もしここから救いがあるとすれば、それは自身が学ぶこと、だろう。
さて。
今となってはわかる人にだけ伝われば良いし、わかる人と共に歩もう。
(おわり)
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