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「教師は社会を知らない⁈」は本当か⁈/twitterより

最近のツイートをご紹介。連投。

先生匿名アカウント全盛期なんですが、その中でもよく話題にあがるのは、

“先生が社会を知らないと言われるけど、そんなことない”

“企業勤めのサラリーマンと何が違うんだ。”

という、教員の叫びに似たツィート。

気持ちはわかります。

でも、やはり、社会の中にいない、特別な仕事であり職業なんです。
多くの先生を雇用し育成し、県外の多くの先生にあってきましたが、社会性は確かに怪しい。

ではなぜそうなってしまうのか。それに関するツイートです。

@atsushi_h



学校という空間は、社会の中では、スペシャルな異空間。

"教師が社会を知らない"ということがたびたび話題に上がりますし、"そんなのフツーのサラリーマンだって同じじゃないか"と反論も見られますよね。

ただ、学校自体が異空間であることが、社会的な感覚を見失わせているというのが現実でしょう。


民間で多くの先生を雇用し、育成してきました。

民間であっても、驚くべき、
先生はこちらが意図しようがしまいが、「先生然」としていきます。

先生職につくと誰であれ、やはり先生像に引っ張られる。

もちろんそれは、従来長く続いたよくある先生像です。


生徒対して、びっくりするくらい、支配的な振る舞いを増してくるんですね。

残念ながら、ほぼ例外なく、そうなる。


そうした先生然としている人たちが形作る学校は、
異空間なんですね。

もちろん、社長や上司が作る、強いトップダウンの組織というのは、企業でも見られますよね。

じゃあ、一般的な企業勤めと教師は、似たようなものじゃないか・・・

「教師だけが社会を知らない/社会経験がない」なんておかしい、と思われるかもしれません。

ところが、教師のいる場所には、異空間を異空間たらしめる要素があるんですね。

それが、教室という場所であり、教室にいる教師のあり方です。


教師のいる教室は密室であり、教師が王様になる。

これが古典的で、かつ、現存する基本的な教室と教師の形でしょう。

しかも、相手は、構造的に従属関係を余儀なくさせられる"子ども"です。
対峙する相手は、若い新入社員ですらなく、子ども、です。

教室にはこの権力構造があるのですね。

教師が教室では誰にも邪魔されない王様になる。

そしてその場所が、教師の主戦場(主たる勤務場所)です。

この状況が、異空間の発生源ですし、一般の企業、さらには個人業ですら存在しない。

振る舞いが、社会からかけ離れていっても不思議ではないのです。


(おわり) 


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