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3Dプリンターで食品を作る時代

こんにちは。
増井です。

食料問題について、フードロスの話や畜産業の環境に与える問題など食生活が豊かになってきた裏側で問題があったりします。

最近、観たゲームチェンジャーで畜産業が環境に与える影響から、同じタンパク質を摂取するなら植物に置き換えた方が環境に対する負荷はかなり軽減できることを知りました。

代替肉を用いる開発で特に注目したいのが3Dプリンターによるステーキ肉やハンバーグステーキの製造です。
イスラエルにある「RedefineMeat社」の見た目、食感、味を本物に近づける場合、肉の複雑な組織は3Dプリンターによって再現する事に成功されています。

肉の代わりに大豆やえんどう豆を用いて、脂肪にはココナッツ油やひまわり油を用いて完全にステーキの見た目に成功しています。
今では1時間あたりに6kgの肉を文字通りプリントする事が可能で、2021年には1時間あたりに20kgの肉のプリントを可能としているようです。

Sorce:Reuters

プリンターに使う素材は粉末状のものをペースト状にして使用するので、保存や持ち運びにも寄与を見込めるし、何よりもプリンターと材料さえ揃えればどこでもサーロインステーキを食べられると言うのは画期的だと思いました。

SDG'sの課題に関しても一つの解決策として有効です。
宇宙旅行や潜水艦の中など特殊な状況下でも画期的な発明だと感じました。

他にも食事を楽しむ以外の観点で、日本は高齢化が進んでいて介護食の用意は非常に労力と工夫が必要な分野です。
介護レベルに応じて、食品の硬さは細く調整してペーストから固形まで人によって準備したり、食材の太さや長さもミリ単位で設定して尽力されているようです。
これも山形大学の川上勝准教授が3Dプリンターよる解決を提示されていて目が離せない内容でした。

https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/hitotohito/research/20190715/

最後にこれから食料問題と将来の持続可能な生活を維持していく上でも重要な問題で食事は幸せを感じる楽しみでもあります。
食の満足感と持続可能な生活様式を同時に解決するためにも、実際に食べた感想など発信したいと思います。

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