noteとcakes編集部に読んでいただきたいたった1ページの文章

「ホームレスを考える」安岡匡也(2017年7月3日)

関西学院大学『エコノフォーラム21 : 学生と教職員のインターコミュニケーション誌 』より

…特に、釜ヶ崎支援機構が主催するスタディツアーやこどもの里が主催するホームレスの夜回り活動は印象的であった。これらの活動の中で、様々なホームレスの方とお話をする機会を得た。お話を聞いていくと、以前は仕事をしていたものの、体の不調などで仕事を続けられなくなった結果としてホームレスになったという話が多かった。すなわち、誰にでも起こり得る可能性がたまたま彼らに当たったためにホームレスになったということである
 ここから、私たちは常にホームレスになる危険をはらんでいることが分かる。大学を卒業して、就職しても職場が合わなかった、過酷なブラック企業での就労であったことから、仕事を辞めた場合で頼れる親族がいない場合、即、お金がなくなり、家賃が払えず家を追い出され、ホームレスに誰でもなり得るのである

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