家族と私

2回目のワクチン接種後、副反応のために実家にしばらく帰っていた。

実家には、両親・兄夫婦が住んでいる。

最近は実家に泊まることが私にとってものすごくストレスになっていることが分かった。

元々手湿疹がひどいのだが、実家に帰るたびに痒くなり、透明な液が出るまでかきむしってしまう。今回も案の定、同様だった。


母が父に怒る声、態度

いつ父が母に言い返すのか、その不安

兄が義姉にきつい言葉を言う不安


元々、人が怒られたり、喧嘩をしたりする様子を見るのがかなり怖かった。

職業柄子どもが先生に叱られる場面は仕方ないと思えるようになったが、

(自分も子どもに叱らなければならない。)

大人同士のやり取りは非常にしんどい。

後輩がベテランの指導教員に叱られる場面

教員同士の言い合い

上記のような、家族のもめ事

諸々、自分に関係ないことでも、動悸が起こり、過度な不安感に襲われる。

そのためか、実家に居る間も、いつ母親が怒り出すのか、怖くてたまらない。


数年前、些細なことから夫婦喧嘩が勃発、離婚騒動になった。

目の前で父と母が言い合いをし、私は号泣しながら訴えた。

その当時、婚約していた4歳下の彼氏に浮気をされてすべてを失った私にとって、居場所は家族と友人だけだった。

帰ってくる場所がなくなるなんて、絶対に耐えられない。そう言った。

そして、号泣しながら、約70㎞車を走らせ、一人暮らしのアパートに帰った。

県外にいた兄に助けを求めると、兄は仕事を辞め、夫婦で実家に戻ってきたのだ。

あれから実家は穏やかになり、安心して帰る場所になっていたが、

あの苦しい時間は一生忘れない。

そのフラッシュバックだろうか。

父と母の言い合いは私にとって地獄なのだ。

テキパキしている母はのんびりしている父に昔から文句を言うことが多かったので、そんなものだと思えていたはずなのに。

自分がうつ状態になってから、全てのものに敏感になっている。

そして、自分が愛する人と結婚したいと思うようになって尚更。

もうしばらく実家に泊まる用事もない。

手湿疹治まるといいなあ。


自分の家族ができた時には気を付けたい。


子どもの前では絶対に喧嘩をしない、見せない

怒鳴ったり物音を立てて恐怖心をあおる行為は絶対にしない


自分がしんどい分、学ぶことは多い。

そして、誰かに伝えたり気を付けたりできることは多い。

自分と向き合う時間も無駄じゃない、いいことが沢山ある。








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