みに

いつも思い付きだけはいくつもあるんだけど、相手に伝わる様な言葉を選べないもどかしさの連…

みに

いつも思い付きだけはいくつもあるんだけど、相手に伝わる様な言葉を選べないもどかしさの連続な人生。 それでも未完成ながら自分から出していたら、いつか選んだ言葉が誰かの何かに繋がったり出来るかな?って思うから、書いてみています。

最近の記事

②タイムリープ

タイムリープは慣れが必要である事をご存知だろうか。 リープ先での感情の揺れを客観的に捉えていなければ、すっかり取り込まれてしまって、相手の思う壺なのだ。 追跡しようにも、慣れていない新人タイムリーパーのわたしは、事の発端であろう切れ端近くに着地出来ないので、出来る限り最初から順繰りに遡ろうと思っている。 写真館で、こちらを向くように言われ、「笑ってごらん!ほら!ニコッて!」「こっち向いてて!」「泣かない!ちゃんとして!」 疲れて、何故こんなことをしているのか分からず、分厚

    • ①タイムリープ

      時々、自分は大丈夫だろうか? 不安になる瞬間がある。 時々がどのくらいの頻度にもよるのだろうけれど、わたしの中では頻度より、内容だ。 ハッ!と、『あれ?お父さんは?…違う!違う!わたし結婚してるし、家に居るのは夫だ!』 そう思った自分にざわざわと不穏な気持ちになる。 小さめながら快適な我が家がある。 体調を崩して1週間家から1歩も出なくても、快適に過ごせて、何ならずっと出なくてもいいかなって思うくらい、超が付くインドア人間だ。 でも、それじゃぁダメなのかもしれないから外の

      • スマホを3回ほど故障で買い換えているうちに遠のいていたなぁ また少し書いてみよう

        • 僕とルークとミアと、マーケットに行った話し⑤

          (④からかなり時間が経ちましたが書き終えてない) 悩んでいると、お店からカランコロン♪と来客の知らせ。 観光客が数人何か話しながら選んでいる声を聞きながら、よし!ママに作ろう!って決めた! 「ミアは何してる?僕はネックレスとキャンドルを作るよ」 「わー!いいね!じゃあ、ルーク!私とおいでよ!ママのお店に行ってくるね!」 ヒューゴさんが「決まったかい?」と秘密基地から声をかけてきた。 「はい!ネックレスとキャンドルを作りたいのでお願いします!」 場所を作るか~と、

        ②タイムリープ

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し④

          「ごめんなさい!外に繋いできます!」 「あー、いいよ、名前は?」 今にも自分で名前を言うんじゃないか、位に前のめりなルークは、頭を撫でてもらうとちぎれんばかりにしっぽをぐるんぐるん振った。 「ルークか。よろしくルーク。うちにはハナって日本の犬がいるよ。」 カーテンをくぐって裏の部屋に行くと、沢山のドライフラワー、キャンドル、何かの実験みたいなガラス容器、小さな秘密基地みたいに色んな道具に溢れていた。 「こっちだよ」 その秘密基地みたいな部屋を通り抜けて裏口を出ると

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し④

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し③

          カランコロン♪ グリーンのドアを開けると、ドライフラワーが入っているキャンドルが、正面の壁の天井から床まで、右から左まで、綺麗にぴったり並んでいる。 「すげーや!」 週末に家族で行く大きいスーパーは何でもあって、おもちゃもお菓子も山ほどあって、すっごく最高の店って思っていたけど。。。 今まで見たことが無いのに、凄く凄くわくわくして、凄く凄くドキドキする世界がドアを開けた瞬間に広がって、僕はさっきのミアみたいに、両手を広げて叫んじゃった。 「いらっしゃいミア。お友達かい?

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し③

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し②

          「うちのママ、ここのマーケットの二階でハーブティーのお店屋さんを手伝っているんだよ!」 「そうなんだ!なんだか観光客や大人ばかりで緊張しちゃうよ。それにさ、普段見たことが無いものばっかり!」 古めかしい道具や食器が並ぶアンティーク市には、パパと一回だけ行ったことがあるけど、ひどく臭くて薄暗かったから怖かったんだ。 そこと比べると、コベントガーデンは明るくてちょっと大人っぽいマーケットだ。 「大きなガラス!ドーム屋根も素敵!」 ミアが両手を広げオーバーに、あぁ美しい空だ

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し②

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し①

          コベントガーデン駅の斜め前に、今人気のハンナおばさんのスウィーツショップがある。 ピンクの窓枠のガラス一面、びっしり並べられた色とりどりのグミやキャンディ、マシュマロやチョコレート達が、まだ開店前だと言うのに甘い香りでそわそわさせてくる。 駅前の通りにはホットドッグのキッチンカートがやって来た。 ボイルし始めたソーセージの匂いに、僕の相棒もそわそわ。 朝8時の待ち合わせ。 「ヘンリー!おはよ!待った?」 「おはようミア!さっき来たばかりだよ。 ルークは美味しい匂いにそわそ

          僕とルークとミアと、マーケットに行った話し①