私をつくった一部のドラマたち
昔から、いつも何かしらドラマを見ていたように思う。
好きなドラマは繰り返し見るし
“今期のドラマ”として毎週楽しみにしては、「今週みた?」と、誰かと語り合うのが楽しみだった時期もある。
思えば、考え方や知識など
私の人生に大きく影響を与えたものがたくさんあることを今、改めて実感している。
これまで。
『エースをねらえ!』
絶対にテニス部に入る、と決めたきっかけになった。
テニスで息詰まると必ずみては、主人公の岡ひろみと共に頑張ることができた。
ちなみに身近には、なぜか知っている人がほとんどいなかった。
『アタックNo. 1』
『エースをねらえ!』の影響で、上戸彩さん主演繋がりで見て、バレーにもハマった。しかし自分にはテニスの方がしっくりきた。
『のだめカンタービレ』
初めて「音楽って楽しい、面白い、奥が深い!」と思ったドラマ。
『JIN−仁−』
初めて“医療”にも、“歴史”にも興味を持った。
同時にこのドラマのサウンドトラックが大好きで、ポップスやクラシック、映画音楽以外で初めてドラマのサウンドトラックを日頃から聞きたいと思った。
『ガリレオ』
初めて“物理”が面白いと思えた。
苦手科目だったけれど、ドラマきっかけに勉強の熱量が少し上がったように思う。
『ドラゴン桜』
中学でも高校でも、受験生になる一年前から繰り返し見ていたドラマ。
「自分はバカだ、頭が悪い」と思うことで、ゼロから吸収しようと、学ぶときに素直な姿勢でいることができたような気がする。
最近。
『凪のお暇』
初めて見た時、「空気を読む」とか「リセットする」とか、自分が時々「苦しい」と感じていた感情の部分にピッタリとフィットして驚き、大いに励まされた。
『きのう何食べた?』
どの話を見ても、「食」の大切さ、「料理」の楽しさを感じ、ワクワクする。
色々あっても、「平和」とは何か。このドラマを見れば、私はいつでも思い出せるような気がしている。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
日頃はあまり意識したことがなかったけれど、病院薬剤師さんって本当にすごい。かっこいい。と思った作品。
『石子と羽男−そんなコトで訴えます?−』
そうか、こんなに些細なことでも罪になる可能性があるのか。という学びや気づき。側から見ればわからない、当人にとっては平穏は生活を脅かす大きな問題かもしれないという視点を教わった。
『ミステリと言う勿れ』
一つの物事を、事実として認識するだけで終わらずに、色々な角度から見て、たくさん考えることの大切さを学んだ。
『カルテット』
「音楽」、「ラブストーリー」、「サスペンス」の融合で、純粋に面白かった。
所々に響くセリフが盛りだくさん。
結末を知っていても、なんとなく何度も見てしまっている。
こうして書き出してみると、自分はなんて作品の影響を受けやすいのだろう、と思う。…そして、書ききれないほどまだたくさんあることに、自分で驚いている。
作品への入り口はドラマだったけれど
「原作は漫画」というものが多いように思う。
あとは
これまでは「スポーツ」、「学校の科目」、「音楽」など
日頃の生活に強く結びつきのあるジャンルであったのに対し
最近では「健康」や「生き方」、「正しさ」など
生きていく上で大切なことを模索しているような気がする。
自分が興味を持つようなジャンルに少し変化があるようで、面白い。
…そういえば、読む「本」も、見る「映画」も
こんな感じで見るジャンルが変わってきているかもしれない。
アニメ『はたらく細胞』で“生理学”や“免疫学”に興味を持ち、以前働いていたハーブ専門店では、その知識が割と役に立ったり
『薬屋のひとりごと』で“植物”や“毒”についてもっと知りたいという気持ちが湧いてくる。
アニメは特に、わかりやすくて、想像力も膨らむ。
世界観やキャラクターの設定も、現実的でなければないほど入り込めて、ワクワクする。
世の中には色々な作品が溢れていて
生み出す作家さんは本当にすごいと思う。
知らない世界を、物語を通して教えてくれる。
するとあらゆる可能性が、広がっていく。
今の自分は確実に、色々な作品に出会って影響を受けて
性格も考え方も構築され、生きている。
人生に、色々な刺激や影響を与えてくれて感謝だ。
その中で影響を受けすぎず、“自分らしさ”も見出して、楽しく生きていきたいな。
…さて、次は何の作品をみようかな。
2024.3.28
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