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詩No.103「掃除」

箒で埃と
つまらない誇りを全部
掃いてしまって

水拭きでも取れない汚れ
少しは休んだって良いんだろうけど

まだ見たことのないまっさらな景色を
私は早く観てみたい

掃除機でも吸えない蟠りは
どうすればいいんだろう


そうか

こんな部屋ごと
壊してしまえばいい


世界なんて
きっとそんなもの

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