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#20 私がオランダに移住したくなった理由

現在、私が移住したい国ランキング一位はオランダです。

大まかな理由はパリ編で語った内容と同じ。

・衣食住が充実していて穏やかに過ごせそうだと思ったこと

・暮らしているだけで良い影響を受けられそうだなと感じたこと

このインスピレーションとリラックス、2つが両立していることが私の好みなんだなと思いました。

オランダは17〜19世紀にかけて多くの有名画家を生み出した芸術の国です。

芸術の歴史にすごく詳しいという訳ではないのですが、一時期「美術館に行くならちゃんと勉強しなきゃ」と考えて、絵画関連の書物を読みあさっていた時期がありました。(いまは美術館も博物館も自由に観ればいいと思っています)

入門編としておすすめする本のリンク貼っておきます☟


絵画の歴史ははじめは文字のかわりに宗教を普及する手段でした。そこから貴族の肖像画がメインだった時代に、田園や庶民の日常風景をもたらしたのがオランダ出身の画家達です。

オランダを描いた風景画をみると、当時の画家達がどれだけこの景色に魅了されたのかが伝わってきます。

実際に滞在したアムステルダムは、運河と自然が調和した素晴らしい場所でした。数百年の時を経てなお、この地から栄えた芸術の一端を垣間見ることができます。


芸術についての話はさておき。

そんなパリと同様に「暮らしているだけで楽しい」と感じたオランダですが、移住したいと思ったのには、加えて2つの理由があります。

1つ目はフリーランスが移住しやすいこと。

オランダにはたくさんの日本人が移住している実績があります。種類としてはフリーランス、そして教育移住の2種類です。

その理由はビザの取りやすさ。

日本国籍を持つ人は1912年に締結された日蘭通商航海条約のおかけで「起業家ビザ」を申請すると、ほぼ確実に長期滞在ビザを取得することができるんです。

さらにオランダは5年間連続で滞在すると、審査をクリアすれば永住権を取得できます。ドイツやフランスに比べるとかなり取りやすいです。

オランダの永住権がもらえるということは、ざっくりいえばEU加盟国への引っ越しも簡単にできます。

EUの基本目標は、市民が自由に移動し、居住し、働くことを可能にする「域内国境のない領域」を作ることなので、オランダの永住権を使ってドイツやフランス、イタリアに引っ越して働くことも事実上可能です。(実際にやっている人がいるかは要調査)

最近はこの情報が広まりすぎて、オランダの魅力も合間ってどんどん日本人が移住しています。そうなってくると逆に移住したくない気もする…(笑)


もう1つの理由は、人との関係が穏やかだと感じたから。

私の中で、これがフランスが3位でオランダが1位になった理由でした。

オランダは人々の雰囲気が良いんです。

例えばアムステルダムのハンバーガーショップに行ったとき。

たくさんのメニューを前に考えていたら、店内にいたお客さんが「これおすすめだよ」とすごく自然に話しかけてきました。

店員さんも話に乗ってきて「それはいいチョイスだ」「けど俺はこっちが好きだね」と会話が弾んでいきます。はじめて会った人とこんな気軽に会話できることって日本ではあまりないですよね。

また、オランダ第三の都市・ハーグに行ったとき。

突然の雨に店の軒先で雨宿りをしていたら、同じく雨宿りをしていたおじさんに「いきなりで困ったね、でもすぐやむよ」と声をかけられました。

「私の家はこの近くだけど、お嬢さんは大丈夫?」「(お祭りにきたことを話すと)あそこならテントもあるからいいね」とゆるやかに会話が続きます。

なんというか他の国では経験したことのない、日常の中の穏やかな会話。

ナンパ目的とか、外国人への興味とかそういう感じではありません。ふっと自然と会話がはじまって自然と別れていく感じ。

日本なら同じように「ちょっと困ったな」というシチュエーションがあっても、たまたま隣にいた人に話しかけたりしないですよね。

ロンドンでもベルリンでもそうでした。

話しかける人は物珍しい人だと思われるし、怪しそうだったら「なんだこいつ」って警戒されます。最初からどこか人を疑ってかかる部分がある。

でも私が滞在している間、オランダではそういうコミュニケーションを一切感じませんでした。

『隣人を愛する』ではないですが、ふとした日常会話が他意なく自然にできる社会。

それが本当に魅力的だなって思ったんです。


私はすべての出会いに意味や価値を求める必要はないと考えています。

東京で働いていたとき「この人が自分にとって有益かどうか」そんな腹の探り合いで値踏みされているような人間関係にほとほと疲れていました。

たまたま人生ですれ違ったときに、お互いが穏やかに会話する。そんな人間同士のコミュニケーションはまさに私の理想に近いと思います。

コワーキングスペースに行ったときも、特別話しかけられるわけではないけれど同じ空間にいる人同士の気遣いで温かな空気を感じました。

オランダに移住した人が、スーパーで子連れに対して嫌な顔をされたり、子どもを急かさせれたりしないという話はよく聞きます。

人間関係はむりに形成するものではない。けれど他者を警戒して不必要に冷たくする必要もない。

そんな穏やかな隣人関係が日常にある国。

それが私がオランダに移住したくなった最も大きな理由です。


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mugi

数ヶ月ずつ滞在して「どの国に住みたいか」を考える自由研究をしているフリーランスの考察・感想です。このnoteは移住計画の頭の中を綴っています。よろしくお願いします。

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