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ホッと優しい記事集

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他の方の作品も掲載✨ハッピーエンドのみマガジン!ストレスフリー、ノンストレスな作品を集めました。 八木ひよりが厳選!お楽しみに⭐️そして皆さまに感謝!
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記事一覧

ふわふわふわわふわ (1分で読める癒しの詩、小説)

 題名、噛めずに言えましたか? 言えたあなたには『ふわふわふわわふわ』をプレゼント。  誰かのためにも、自分のためにも、世界のためにもふわふわわ。  泣いてるところに、ふわふわわがふわっとやってきて包み込む。  喜んでいるところにも、ふわふわがやってきてふわふわが増加。  怒っているところにも、ふわふわがやってきて目の前でふわわと笑わせてあげる。  そんなふわふわを作って沢山の人々に届けたい。  え、いらない? ──そんなぁ。  でもいいよ。ふわふわを受け取るか

詩 | らるらりら

可愛い鈴蘭の刺繍(ししゅう) お気に入りなのは きみが褒めてくれたから らるらりら カバン片手に家を飛び出す 鮮やかな世界の機微 今なら風より速いわ らるらりら 下手なリズムで土を鳴らす

シロクマ文芸部でやらなくていい七つのこと

こんばんは。 やさしい文芸・写真の人、小牧幸助です。 私はシロクマ文芸部という noteでみんなで文章を書いて みんなで文章を読み合う文芸部を 主催しております。 去年の四月から活動を始めて 今月で十か月となりますこの部活、 専用のハッシュタグ「#シロクマ文芸部」には 現時点で4,949件が集まる 大規模なものとなりました。 みなさまのおかげで 活動期間が長くなり、ご参加者も 増えてまいりましたので、 改めてシロクマ文芸部について ご案内しようかと思いたちました。 た

俳句 庭先のみかん

俳句 小春日や マフラー脱いで 風に冷え 枯れ芒 ザワザワしても 右ならえ 庭先の みかん落ちるや 空快晴 ぽかぽかと 陽に温まる 歯が痛む  詩 温かい小春日に 川辺の土手を歩いてる 枯れ芒の行列が ザワザワとざわめくけれど きちんと穂は右ならえする 小道沿いの庭先に 大きなみかんが実をつけて 誰にもとられず落ちている きっとみかんはいうだろう なぜわたしを植えたのかと それでも空は大きくて どこまでも快晴だった ほかぽかと陽にあたり いい日和だったの

被災地を想い、祈り、届けたい

作家としてのアカウントとnoteを作成したその日。 石川県、能登半島の地震の知らせが飛び込んできました。 東日本大震災で被災した者として、他人事ではありません。 日々の祈りを捧げつつ、私にもできる支援を模索していました。 他にも何かしたいけれど、どう動いたらいいのかわからない。 そのような方もいらっしゃると思います。 主要な支援先をまとめてある記事をシェアします。 皆様のあたたかい想いとご支援が届き、 心穏やかに過ごせる方が増えますように🙏  

希望とは灯台の光のようなもの✨ 暗い海を航海するときでも 光は常に道しるべとなり 進む勇気を持つことで私たちは強くなれる 波に揺れる船のように 人生もまた不安定だけれど 希望の灯台があれば必ず港に辿り着く 旅の終わりにはきっと 素晴らしい宝物が待っているだんから💕

「感謝」を伝えきる。#未来のためにできること

小学生の息子は「感謝」の達人だ。 どんな些細なことでも、相手に 屈託なく「ありがとう」と言える。 親として誇らしい…が ハッと我が身を省みる… 〝自分は常に感謝できてるか?〟 〝言葉に出して伝えているか?〟 そんな意識で生活を見直すと ダメな己が見えてくる… 家族や友人に対して 職場の同僚に対して 取引先に対して このあたりは「できている」と思う。 自分の生活に直結する相手だから。 では「できていない」相手は、誰か? スーパーやコンビニの店員 飲食店の接客係

X(旧Twitter)とnoteの空気が違う気がするのはなんでだろう?

僕はX(旧Twitter)が苦手です。(嫌いではありません。)もともとSNS自体がそんなに得意ではないんですが、最近は特にXを触る機会が減ったように思います。 そんな理由を記事にしてみました。 Xは負の感情がめぐる世界Xはアカウント課金や収益化の仕組みの導入を経てより一層インプレッション(表示回数)を競う世界になってきたように思います。そして、いいねやコメントが得られると「注目されているポスト」としてX側がさらに拡散していくような仕組み。 インプレッションを増やすには人

北風と太陽と仕方ない子ら(1分で読める短編小説)

「風くん、俺もう飽きたよ」 「えー。それが仕事じゃん仕方ないよ、辞めれないもん」  ビルの間を人々が縫うように忙しなく歩いている。その様子を見下ろしながら、雲を避けるように差し込む日差しはまだ暑い。  雲を生み出す北風の風くんに文句を言いだした太陽の陽くんはご機嫌斜めだ。 「ブラック企業じゃん」 「いや、企業ってか地球だし。僕らが居なくなったらみんな困るよ」  ここのところ、どうやら陽くんは仕事に対してマンネリ化して退屈らしい。 「うーん」 「ほら仕事きたよ〜」

心のオアシスを見つける、自然療法のススメ

ストレスは私たちの日常生活に常に存在します。しかし、自然の中で心を落ち着け、ストレスを解消する方法があることを知っていますか? ここでは、自然療法を用いて心と体をリフレッシュする方法をご紹介します。 心の安らぎを求めて、自然の中へ私たちは日常の生活の中で、さまざまな情報や刺激にさらされています。都会の喧騒や仕事のプレッシャー、家庭の問題など、心に積もるストレスは計り知れないものです。 しかし、そんな時、一度森の中に足を運ぶだけで、心が安らぎ、ストレスが軽減されることを感

家出した者と家なき者(1分で読める短編)

──人生って色々なんだね。嫌になって投げ出したくなる時もあるけど、そんな時はあの日を思い出す。  あの日、私は学校から家に帰ってお母さんと小さいことで喧嘩して、咄嗟に荷物を小さな鞄へ詰め込んで、家を飛び出した。おばあちゃんの家に向かうため、駅の切符販売機の前まで走って……  そこで右往左往している八十代くらいの名前を知らない、おばあちゃんを見つけた。 「あの、大丈夫ですか。切符買うの迷ってます?」 と、ほんの些細な声掛けをして、一緒に並んで一緒に切符を買い、途中まで一

ほんとうの「 ね 」いろ

戻りたくても戻れなくて、 守りたくても守れなくて、 苦しくて悲しくて悔しくて、 変えながら続けるしかなくて。 失う、得る また夜が来て朝になる 走って転んで迷って踠いて 増える、減る まだ進む道は前にある いつしか歌えなくなった 伝えたいや届けたいを残して 削る時間、音楽を聴く日々、様々な これからも歌えるように、今のままでは 旅に出て答えを探し求めた その度に思い知らされて 幾ら学んでも治らなかった 行き詰まる、息詰まる それは分かっていたこと、自分ではない 積み重ね

短編小説:カトウさんの幸福

1  お向かいのカトウさんは、お父さんと二人暮らしの推定年齢40歳で、時々夕方のスーパーで見かけるけどあとは大体家にいる。一体どうやって収入を得て、食べているのかは全く謎だ。  体がひょろりと細くて、顔立ちがなんとなく柴犬に似ている。でもそれは切れ長の眼に鼻先のシュッと長い、精悍な感じの柴犬じゃなくて、妙に鼻先が短くて眼が小さくてボケーっとした方の柴犬、たまに眼鏡をかけている。歩くと足を軽く引きずっていて、それと関係あるのかはわからないけれどその動きはやや緩慢だ。独身で、こ