白水

noteも詩も始めたばかりです。趣味として、思うこと感じたことを、詩として、表現してい…

白水

noteも詩も始めたばかりです。趣味として、思うこと感じたことを、詩として、表現しています。自己流ですので、拙いものばかりですが、自分の詩を読んでくれる人がいるのかと思い、恐る恐る、noteに載せてみようと思いました。初めてなので、温かい目で見ていただければ幸いです。

マガジン

  • ショートショートの広場

    僕が書いたショートショートを集めました。ショートショートは毎月15日と25日に投稿します。投稿したショートショートを追加していきます。

  • 詩を集めました

    作成した詩を集めてみました。詩は毎週火曜日に投稿しています。作成した詩はマガジンに追加していきます。

  • 俳句を集めました

    作成した俳句を集めてみました。俳句は毎週日曜日に投稿しています。作成した俳句はマガジンに追加していきます。

  • エッセイを集めました

    作成したエッセイを集めました。エッセイは毎週木曜日に投稿しています。投稿したエッセイはマガジンに追加していきます。

  • 短歌を集めました

    作成した短歌を集めてみました。短歌は毎週火曜日に投稿しています。作成した短歌はマガジンに追加していきます。

最近の記事

ショートショート 天使の翼

*はじめに このショートショートはフィクションです。 * 僕は仕事帰りのいつもの道を いつものように車で走っていた。 今日の日中は暑いくらいの陽気で 駐車場に停めていた車の空気が 温くなっていた。 僕は窓を少しだけ開けて 外の風に当たりながら走らせる。 交差点で信号待ちとなり すぐ隣にあるファーストフード店の 大きな看板を見上げた。 すると真っ白い大きな翼が 両手を重ねるように 看板の上にぶら下っていた。 羽の一枚一枚まで鮮明に見えて 作り物のようにはとても見えな

    • 詩 空っぽの夜

      空っぽの夜 見るものすべて 目に映らなくて 空っぽの夜に なにも入らない 満ちてゆく夜 満ち足りた人の手と手 それらは目に映らない 空っぽの夜 コインランドリーに独り グルグル回る洗濯物 上がって落ちて 上がって落ちて 繰り返す こぼれ落ちた言葉は 空っぽの夜に満ちてゆく

      • 詩 不自由さのただ中で

        同じ時間に住んで 同じ空気を吸って 同じ月の下にいる 想いに場所は必要だろうか こころに距離はあるだろうか 感じることに意味はいるだろうか 不自由さのただ中で 詩だけが自由にしてくれる

        • 詩 あの海を走る

          夜の海岸線を想像する そこは砂浜に沿った道で 道のすぐ近くまで波が来ている 道には波の満ち引きの跡が残る 雨が降ると 道は波が満ちて消されてしまい どこが道か分からない その夜の道を 独りでバイクを走らせる 震えるような寒さの中で どこが道かもわからずに 波がひいた道にしぶきをはじかせ まっすぐにバイクを飛ばしている 波が来るとタイヤが海水に浸かり バイクは速度を落とし ハンドルが波にとられる ブレーキはかけない 道の先には バイクのヘッド

        ショートショート 天使の翼

        マガジン

        • ショートショートの広場
          59本
        • 詩を集めました
          241本
        • 俳句を集めました
          75本
        • エッセイを集めました
          67本
        • 短歌を集めました
          21本
        • 私とリー
          26本

        記事

          詩 見つめる

          二人掛けの椅子に座り コーヒーを飲んでいた 閉じたままの本を テーブルに置いたまま 表紙に描かれた猫を見つめ でも本は開かない 窓の外は新緑が眩しく 青い空が突き抜けていた 僕の前を 老夫婦が通り過ぎた 覚束ない足取りの婦人の隣には そっぽを向いて歩く紳士 でもその手は婦人の手を しっかりと握っていた 僕はその手を 見つめていた

          詩 見つめる

          ショートショート 明日、世界は終わるらしい

          *はじめに このショートショートは全て フィクションです。 どこか地球に似た、ある星のお話しです。 * 明日、世界は終わるらしい。 僕は今日、会社に行かなかった。 誰も何も言わない。 だって世界は終わるのだから。 それは、突然のことだった。 テレビニュースを見ていたら 突然臨時ニュースに切り替わり、 政府から 「明日世界は終わります。」 と発表があった。 何のことだかわからない。 なぜ世界が終わるのか説明も無い。 でもしばらくしても、 誰も反論する人はいなかった。

          ショートショート 明日、世界は終わるらしい

          俳句 さくら

          花の蜜 吸うヒヨドリや 花は散る 花びらや 散るひとひらに 命あり 舞う花を 掴んだけれど 手には無く 儚くて 止められなくて 切なくて 花は散り 淡いピンクの 蘂残り  

          俳句 さくら

          詩 左耳にはピアス

          左耳にはピアス 右唇にはラブレット その鈍色の中に すべての色を映してる 青白く静かに燃えさかる炎 深くなるほどに微笑む悪魔 その両方に囚われた 羽ばたく蝶を夢に見て すべてのことは捨て去って 左耳にはピアス 右唇にはラブレット

          詩 左耳にはピアス

          エッセイ 馬の目

          *はじめに 子供の頃の思い出です。 * YouTubeで宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」 の動画を見ていた。 見ていると馬に乗る女性が出てくる。 馬に乗るシーンのあと、厩舎が現れ、 馬房から鼻だけ出している馬の鼻を 女性が撫で、厩舎の中を一人歩く。 このシーンが印象的で、 眺めながら、子供の頃の記憶が浮かぶ。 実家から少し離れた場所に厩舎があった。 小学生の頃にその厩舎に一人でよく行った。 その場所をどうして知ったか覚えていない。 小学生だった僕はその頃、自転車を買っ

          エッセイ 馬の目

          詩 桜を見ているだけで

          桜をみているだけで しあわせな気持ちになれた 桜をみているだけで やさしくなれた この思いは この気持ちは ピンク色の花束を 受け取ったからだろう

          詩 桜を見ているだけで

          詩 春靄

          ホームで電車を待っている 空は白く平たくて 白い靄が流れてる ときおり風が吹き付けて たゆたう風に撫でられる マンションのアンテナに 鳥が一羽とまってる 嘴を左右に振りながら 白い靄を見つめてる ホームに停まった電車に乗って 座席から窓の外を見る 髪を靡かせた女性が通り過ぎ たゆたう風に揺れていた * 春靄(しゅんあい) 春がすみ

          詩 春靄

          詩 過ぎてゆく

          ずっと同じ曲を聴いている 耳にはめたイヤホンを はずす事は出来ない こんなに静かな世界の中で 毎日時間だけ過ぎて 毎日深くなってゆく 何もなく過ぎてゆくことは 癒しでない事はわかってる

          詩 過ぎてゆく

          詩 春の雨

          桜の花に雨がおちる 花びらに雨があたる ようやく咲いた花は 雨に流される 濡れそぼった桜は それでも美しく 一日でも長く 花を掴んでいてと願う

          詩 春の雨

          詩 たんぽぽ

          たんぽぽが咲いていた 大地に葉をいっぱいに広げ 黄色い花をいっぱいに開く 僕は立ち止まり 黄色い花に目線を合わせる ジッと見つめ合う 君が来てくれたことを 感謝する

          詩 たんぽぽ

          俳句

          俳句 遅咲きや 五輪だけでも さくらかな 夕暮の 野に映えるのは ラベンダー しだれ花 花びら散らし 道染める 詩 川原沿いの土手は 緑の草におおわれていた 菜の花やナヨクサフジが 緑の野に 黄と紫のアクセントをつける 川にいる鴨は伸びやかで ガアガアとアヒルのように 鳴いている 桜並木沿いに並んだ家の 庭から笑い声がする 桜は蕾から花がのぞき もうすぐ咲く頃合いだ 待ちきれず 花見をしてるのだろう 桜の花が咲くころには 雨が降ると予報が出ていて 満開

          エッセイ タンポポ

          会社帰りに郵便受けを見ると小冊子が 入っていた。 僕は関心もなく、台所のテーブルに投げ 置いた。 翌朝、ご飯を食べながら 目が何かを読みたいと探す。 ふと、 目についた小冊子に目を落とす。 裏表紙にコラムが載っていて、 そこに、タンポポについてのうんちくが 載っていた。 二ホンタンポポである。 タンポポには、 二ホンタンポポとセイヨウタンポポの 2種類ある。これは僕も知っている。 見分け方がある。 もちろん僕は近所のタンポポの調査に 出かける。 家近くの公園の

          エッセイ タンポポ