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仕事の成果とは役割遂行度である。

仕事がデキる、デキない論についてさまざまな意見があります。

スキルや思考力、コミュニケーションなど
さまざまな要素はありますが、

その中でも『成果を出せる人』というのが一貫性が取れている答えだと感じます。

そこで今回は『成果を出せる人』についてもう少し詳しく考えてみました。

それではいってみましょう。

成果とは?

そもそも成果とは何でしょう?

売上でしょうか?利益でしょうか?
それとも契約数?

もちろん間違いではありません。

しかしそれは、組織の成果です。

売上や利益というのは全体の成果です。
その売上を上げるために、仕事を分担し各自に役割を与えています。

ちまたではこれを目的や目的意識と言われてますが、私の感覚では、役割と言った方が伝わりやすいと感じます。

目的を持つ。より、役割を持つ。の方が自分事に捉えやすいと感じるからです。

つまり、
各役割に求められている成果があります。

***

あなたの役割は?

ここまで大丈夫でしょうか?

・仕事がデキる人は成果を出せる人。
・成果は各役割に分担されている。

では、私に与えられた役割はなんだろう?

と思いついた人は鋭いです。

そうなんです。

仕事がデキる人は自分の役割を知っています。

それは自分がどのように組織に貢献するか、
自分が求めらているものは何かを知っているから、『成果を出せる』のです。

***

チームワークの考え方。

RPGゲームに例えてみます。
パーティは戦士、勇者、僧侶、魔法使い。

敵を倒す。
はパーティ全体の成果ですね。
成果を出すため、各自に役割があります。

戦士は敵のダメージを引き受ける役割。

僧侶は敵のダメージを減らしたり治療する役割。

魔法使いは敵にダメージを与える役割。

勇者は全体のバランスを整える役割。

これがチームワークです。
仕事でいうなら戦略です。


では戦士がこんなことを言い出したらどうでしょう?
何したらいいですか?

仕事がデキないと言われる人が使うセリフです。

仕事がデキないよりも、そもそも戦士の役割を理解できていません。

もし、あえてここで質問するなら、

私に求めらているのは何ですか?

です。

答えてくれる上司ならかなり優秀です。


また、こんな戦士もいます。

僧侶もダメージ受けるの手伝ってくださいよ

これは自分の役割は理解していますが、相手の役割まで理解できていません。

戦士は誰に助けを求めれば良いでしょうか?

このような社員を見つけたら、役割をきちんと説明する必要があります。

仕事がデキないレッテルの前に、
そもそも役割を理解できているのか?
は抑えておかなければいけません。

***

話を戻します。

成果は役割によって変わります。

戦士には打たれ強さ。
魔法使いには殲滅力が求められます。

敵を倒す。という成果で考えると、
戦士は攻撃力を求めてしまいます。

しかし、攻撃力を上げても打たれ弱いなら、
戦士としての役割を遂行できていない
と判断されます。

成果の出せない戦士になるのです。

逆に攻撃力がなくて敵が倒せなくても、ものすごくタフならば、戦士の役割は存分に遂行できます。

成果の出せる戦士になるのです。

つまり、役割を知らなければ成果は出せません。

その上で、、、

戦士として役割を与えられているけど、
自分は殲滅力が売りなのだ。
殲滅することに快感を覚えるのだ。
となるなら、魔法使いの役割に向いてることがわかります。

営業マンが事務員や製造を下に見る傾向はよく見られます。

魔法使いのポジションで、売上と直結する役割にいるため自分の力を過信しやすくなります。

しかし、ダメージを引き受ける戦士のような、クレーム処理をしている事務員。

僧侶のように、長く戦い続けれるように商品を作り続ける製造。

自分の役割だけでなく、他の人の役割も理解して、チームで働いていることを忘れないようにしたいですね。

メンバー全員が、各自の役割を知っているチームはとても強いチームです。

役割を知らない人が1人でもいると、
役割遂行度が低くなり、チーム全体の成果も落ちてしまいます。

各自の能力の前に、
役割を理解することが仕事の大原則です。

まとめ

今回は仕事のデキる人についてご紹介しました。

まとめますと、

・仕事がデキる人は成果を出せる人。

・成果を出せる人は自分の役割を知っている人。

・成果とは与えられた役割の遂行度である。

チームにとって、自分の役割は何か?
会社にとって、このチームの役割は何か?
社会にとって、この会社の役割は何か?

役割遂行を第一に考えれば、
成果も出しやすくなり、
仕事がデキる人につながると、
私は考えています。

あなたはどう思いますか?

それではまた。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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