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卒業するか、留年するか2.0

※本ブログは3度繰り返して読んでいただくと情報が有益なレベルにまで浸透します。

実社会では卒業と入学、退社と入社という新陳代謝が行われるのが3月から4月の期間であるが、これは二十四節気のリズム感であり、この宇宙サイクルは特に上記の事柄に項目に該当しない人であっても積極的に活用すべきタイミングである。

具体的には明日の3月6日の啓蟄(けいちつ)〜21日の春分、そして4月7日の清明(せいめい)の1ヶ月間は“抜け出す・飛び出す・飛び込む”というのがキーフレーズになる。これは勿論、これまで馴染んでいた世界から、次のステージにジャンプupすることを指している。

この世界観をうまく表現している作品は芥川龍之介の“蜘蛛の糸”で、この時期になると私はよくこの物語を思い起こす。

〜以下Wikipediaからの引用〜
釈迦はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけた。カンダタは殺人や放火もした泥棒であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。それは林で小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたことだ。それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろした。暗い地獄で天から垂れて来た蜘蛛の糸を見たカンダタは「この糸を登れば地獄から出られる」と考え、糸につかまって昇り始めた。ところが途中で疲れてふと下を見下ろすと、数多の罪人達が自分の下から続いてくる。このままでは重みで糸が切れてしまうと思ったカンダタは、下に向かって「この糸は俺のものだ。下りろ。」と喚いた。すると蜘蛛の糸がカンダタの真上の部分で切れ、カンダタは再び地獄の底に堕ちてしまった。

ここでいう釈迦がいる“極楽”は中学3年生にとっての高校であり、大学4年生にとっての就職先の企業であり、転職を考えてる人にとっての次のステージである。そして蜘蛛の糸は勿論、受験であり、就活。

ところが主人公のカンダタは自分の馴染んでいる地獄の世界観に思考も感情も浸透されており、その地獄の世界観が気に入らないにも関わらず、本人はその世界観にあまりにも馴染みすぎているために、より上位の世界観の考え方・感じ方を受け入れることができない。今自分がいる環境に対して、自己を切り離し、デトックスすることができないと、それは結果として命を地上に縛り付ける重さ、執着となる。この執着は自分の今いるステージに対しての未練か、上位の世界に対して希望を見出せないか、理由は様々だが、何れにしても、この種の命の重みが有る限り、ポータルである蜘蛛の糸はカンタンに切れてしまう。

キリストは聖書の中で「分別心を捨てて、幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう」と述べているが、結局、釈迦が極楽から蜘蛛の糸を垂らした時にカンダタが釈迦から要求されていたのもこの幼な子の状態なのだ。するとカンダタの重心は軽やかになるので、自分だけが地獄から抜け出そうと考えたり、そもそも蜘蛛の糸が切れてしまうかも知れないという疑念や恐れは抱くことがなかったであろう。上位を信頼すること、そして重たい下位を手放すことをシンプルに行うだけだ。

しかし、実際のところ大学入試や就活のステージではここまでの純度を求められることはない。然るべき社会性と専門性を身につけることが重要になるだろう。しかし、さらにその先となると話は別で、まさにこの上記にあげたポイントをシビアに問われることになる。

自分が手を伸ばしてやっと届く世界というのは、逆に言えば、自分の立っている位置が低すぎるから、やっと手を伸ばすという、結果になっている。自分の立ち位置が高くなれば、これまで手の届きづらかった世界は胸元の最も扱いやすいレベルにまでやってくるものだ。そのレベルに来て、初めてまともに勝負できるというものだ。

自分自身の個体のレベル上げをするこは大切だが、自分のステージ・環境の底上げをすることもまた相互関係としてとても重要になってくる。明日6日の啓蟄からの1ヶ月間は特に蜘蛛の糸が降りてきている期間である。その糸の意図を明確に察知して潔く飛び込むことができると、4月以降は新しい土台をベースとした活動を展開していけるはずである。そしてその収穫・成果は実りの秋にもたらされる。


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