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2020年2月の記事一覧
Grimes『Miss Anthropocene』
カナダ生まれのグライムスことクレア・バウチャーは、4ADからリリースの3rdアルバム『Visions』(2012)がキッカケで、世界的なポップ・スターになった。
このアルバムでグライムスは表現力を飛躍的に高め、メロディーを強調することで幅広い層に届くキャッチーさも得ている。1stアルバム『Geidi Primes』(2010)や2ndアルバム『Halfaxa』(2010)で顕著だったプロダ
Mercston『Top Tier』
イーストロンドンが輩出したラッパー、メルクストンの歩みは少々奇妙だ。2000年代初頭からグライム・シーンで活躍し、盟友のゲッツといったさまざまなラッパーと共演もしている。2006年の『Da End Of Da Beginning』など、音源をまとめた作品も多い。ただ、そうした根強い人気があるにもかかわらず、正式なスタジオ・アルバムは1度もリリースしていない。そのせいか、メルクストンをカルト的
DreamNote(드림노트)「Dream Wish」
2018年11月、8人グルーブとしてデビューした韓国のDreamNote(トゥリムノトゥ)。2枚のEPを残すなど順調に活動してきたが、2019年9月にハビンとハンビョルが脱退。K-POPではよくあることと理解していても、デビューから1年も経っていないなかでの出来事は筆者に少なくない驚きをあたえた。
「Dream Wish」は、6人編成になり初めての作品。結論から言えば、良質なトラックが揃