作品が離陸するとき
作品を成り立たせるときに、とりあえず二つ、関門があるかなと思っている。もっとあるかもしれないが、とりあえず二つということから考察を始めてみる。
ここでは、小説などの言語作品、文章を例として考える(が、美術などにも応用できる話だと思う)。まず、どの案で行くか、という最初の段階が、第一の関門。「これで行けるか」というのが複数考えられるかもしれない。最初から、これで行く、という「必然感」がすぐ成り立てばいいのだが、そうでない場合、いろんな条件との兼ね合いも考えながら逡巡することになる。
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