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生命であること、ともに生きるということ

鈴木農園さんの事を知ったのはすこし前。小豆島で養豚をなさっている。ブタさんたちとの毎日を綴っている。養豚場だから、「死」とも向き合う。共に生きて、喜びを感じて、最後は死に向き合う。それは当たり前のことだったのだ。そしてその言葉は素晴らしい。

私達は、この50年で見たくないものを施設や病院に隠し「不老不死」になったつもりであるだろうが、大きな間違えである。無論、私達が望み、専門家はその望みをフェイクにかなえる(笑)。騙される私達が悪い。とは言っても専門家本人も騙されている。最高の詐欺師は真実だと思いこむという。

ちょうど色々と考えていたところだったので記事を見て涙が溢れてしまった。

コメントを書こうと思ったが、ずいぶん長くなったので、記事にすることにした。鈴木さんのnoteと同じような言葉を書く詩人もいるだろう。しかし、僕は生活の中から出てくる言葉に真実を見る。その言葉の後ろにある人生に思いを馳せる。言葉では泣かない、実践して生きている姿こそが大事。

まもなく父の一周忌である。父とともに生きた最後の日々が辛い。

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こんにちは
生命が、自分にとって大事なものを美味しく感じるのが不思議というのは僕も感じます。
私達自身が、絵画を見てう美しいと感じ、時に道ならぬ恋に落ち、どうして「こんなものが美味いんだろう」と思いながら人の好物を嫌います。

昔から不思議でした。美味しさとか、セックスの指向ってどうしてこんなに人によって違うのかなと考えていました。
「遺伝だとか本能だ」とか何も説明していない言葉を専門家は偉そうにほざきます。

問題は、そういう「嗜好」が「正常」だとか「異常」だと人を苦しめるところなのです。
人の苦し身を救えない科学など何の意味があるでしょうか?

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僕は美味しさを感じるのは「身体というコロニー」に生きている「マイクロバイオーム(細胞のレベルの大きさの生命)」が喜んでいると思っています。専門家は「細胞が嗜好を左右するなどていうことには何のエビデンスもない」と言うでしょう。

男は女とセックスするのが正常だゲイセックスの自分は異常だ、牛を食うのは宗教の戒律に反するから死刑だ、様々に私達は戒律を持ちます。
逆に言うと、「多くの逸脱があるから厳しい規制がある」のです。
感染症に対して宗教が見つけた予防策と思っています。

子豚たちは生きる環境の中で食べ物の中の中の生命を受け取ります。
食べたものは即座に身体の内側の海に満たされ一つ一つの細胞は自分の周りの海の変化に気が付きます。
そして美味しさを感じ伝えるのです。

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どうやって、細胞が美味しさを意識に伝えるのでしょうか?
そもそも意識とはどこにあるのでしょうか?
生命哲学も最新の脳生理学も、電気的反応がマトリックスを見せるということぐらいしか見つけていません。
おそらく、生命科学においては「エビデンスは見つかりません」1960年(DNAドグマの確立:僕の誕生)以降偉い先生方は探しならが見つかりません。それはそこにないからです。

何を見て生命は美しいと感じるのか?
多くの人間が同じ様に美しさを感じるというのはなぜか?
動物には美しいと感じるこころはあるのだろうか?
と言う問いかけに関しても同じです。
多くの哲学者・精神医学者が探しても見つかりません。
無意識とかスーパーエゴとか原型とか何も説明していないことでばかりです。ヒトを特別扱いする「専門家」は私たちの心の反映です。ヒトは特別だ思う心は「俺様は偉いんだ」と思う心です。

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きっと美味しそうに子豚たちは食事をするのでしょうねえ。
「市販されている飼料」には生命が含まれていません。「乾燥・濃縮・抽出」工程は身体の内側を満たしている「水」を捨て去ります。
ただし、そんな生命をも狂わせる嗜好品なので、狂ったように食べるでしょう。僕らも甘いケーキやお酒を好みます。しかし、身体の内側には生命が入ってきません。食べても喜びは感じてはいないように見えます(犬のドッグフードも同じ)。
仕事のように黙々と食べておしまいです。まるで僕らがファーストフードを食べる姿のようです。

食事とは栄養素を食べることではないのです。
生命を自分の海の中に受け取り、自分自身の一部となることなのです。
ああ、その姿を見て、心が揺さぶられるという鈴木さん、素晴らしい。

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僕もマユくんという犬の食事を作っています。
生のキャベツ大好き、白菜は茹でないと嫌い。
いつも大喜びで食べてもらえます。一緒に布団で寝て、生涯の契りを交わしたようです。

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おそらく、「美しさ」とか「セックスに関する指向」も同じ「律」に従っているでしょう。

精一杯その環境で生命は生きて、それぞれに求めるものが違って当たり前、なにせ一つ一つの生命はみな違うのですから。

そして、私達は同じものを見て美しいと感じます。
マユくんが爽やかな風にうっとりと目を細めるすがたをみるときっと美しさを感じていると思います。
そして、どの生命も生きることに喜びを感じているように見えます。

それこそが、私達が同じ生命であることの証だと感じます。

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すすき農園さん2

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。