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庭いじりの贅沢:木蓮の取り木(1-2)鉢に移した、「すき焼き鍋で作ったハンバーグ」

植物を見ていると、「DNAが生物全体の設計図」だという思い込みはおかしいと思う。別に学者様と議論したいわけではない。糖尿病の僕はどんな食事がピンコロ人生を送らせてくれるか自分の頭で考える。

糖尿病は、細胞一つ一つが「ドッグフードのような食事」のために上手く機能しなくなった状態だと思っている。

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合併症と言われる「腎不全、眼底網膜症、壊死」のような身体の状態がある。それらの状態は、細胞が上手く機能できなくなっていき、やがて大きな単位での臓器不全と言う形で現れると考えると納得がいく。

生活習慣病と合併症は並行して進行する。因果関係はない。単なる相関関係を見誤っているのだ。本当の原因をそのままに、検査値だけ下げてどうするのだ。

決して検査値(高血糖)が組織細胞を破壊するのではない。食事が、それぞ独立して身体全体の「細胞を形つくる」。元は一つであったが、今は似ても似つかない細胞たちである。

未だに医者の書くクリニックの宣伝本ではブドウ糖が身体を壊すと書かれている。2010年ぐらいには僕の尊敬する研究者もブドウ糖の細胞を破壊する分子生物学的機序が明らかになると書いていたが、まだ見つかっていない。医薬品メーカーは必死で探しているが、「今後の研究が待たれている」ままである。そこに答えがないから探しても見つからないのだ。インチキ叔父さんの言うことを聞いていたら命が危ない。美味しいご飯を自分で作れるようになったほうが良い。四季折々の食事を自分で作り食べることは素晴らしい。老後も楽しい。ピンピンコロリと死ねるからとてもいい。

生活習慣病と言われる検査値の異常はたんなる、合併症の前触れなのだ。検査値を薬で下げても、食事に生命が含まれていなければやがて破綻の道が待っている。

高血糖が、身体の細胞を破壊するわけではない。ドッグフードのような食事で満腹になるために、食事の中に必要な生命が入っていないのだ。

糖尿病というのは、老化が早く来た状態である。薬で治るような病気ではないのだ。

ドッグフードのような食事がもたらす状態だと思っている。しかし、食事に良い悪いが有るわけではない。その食事なりの形になるだけである。

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僕は毎食、素材から「食材の持っている生命」を大事に食事を作る。「乾燥・濃縮・抽出」工程を通った食事はできるだけ避ける。無論美味しいからご飯も蕎麦も好きだから食べる。ただし、それだけでお腹いっぱいにはならないように食べる。最後にコソコソっと食べる。

ご飯は後で少しということにして、オカズでお腹いっぱいになるように食べるのだ。贅沢な食事である。小さい頃、ご飯少なく食べると、母に怒られたものだ。もったいないと言われたものだ。つまり、肉や魚はコストが高いということである。米やパンは安くて満腹になるので。貧しい家庭ではそうなりがちであった(笑)。

やがて、食事が商品化されて、一食のコストの中から利益を出そうとするとおのずから、炭水化物で満腹を稼ぐほかなくなる。炭水化物は毒ではない。コスト安く満腹になるのが問題なのだ。そして、そんな食事には決定的に生命が足りない。

細胞が、生命の形になるときのことを考えると、「食事の中に生命がある」ことがいかに大事かわかる。

受精後細胞は、しばらくは倍倍に増えていく。着床するまでの間、外部からの援助無く自分自身を破壊しながら増えていく。食事とは、生きている細胞を破壊して組み替えていくというプロセスなのだ。

植物の発芽も、同じ様に考えられる。種の中には芽が出て、太陽光を受け取れるようになるところまで羽を伸ばすだけのエネルギーがあるのだ。そして光合成を始めると根からマイクロバイオームが幹や葉の内なる海を満たしていくのだ。

根が吸い上げるのは単純なH2Oではないのだ。私たちの食事が「栄養素(40種類程度の栄養学が分析する生化学物質)」を摂取することではないようにである。

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僕は食事をつくると気には、食材の「水」を大事にする。その水には多くの細胞やマイクロバイオームが入っている。適切な加熱で食べると美味しさが感じられる。食べ物さんのうちにいる生命が、僕というコロニーの中で新たな生命に組み直されていくのだ。

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ニワトリの卵などはまさに顕著なる例である。卵の中で一つの細胞からヒヨコになるのであるのだから驚きである。卵の殻を通してのマイクロバイオームのやり取りもありそうでは有るが....「今後の研究が待たれる」。

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DNAは細胞の持っているプロトコル(外部に対しての反応のルール)であって、「細胞の姿」は変わり続けるのだ。受精した瞬間から変わり続けて死ぬまで細胞は姿を変える。その過程では、常に細胞を破壊して組み立て直しているのだ。歳を取るということは、病気ではない。そこまで生きてきた履歴が刻み込まれているのだ。

不老不死は少年の形をしているに違いない。

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母親から切り離されて、自分の足で立ち、やがて死ぬ。その長い時間の間、身体というコロニーの内側の海に浮かぶ細胞生命(DNAが受精卵に由来しないマイクロバイオーム)もともに生きるのだ。

人の場合は、食事の中にこそそれが含まれて、粘膜組織(内蔵)で生命がダンス(常温での代謝干渉)するのだ。植物においては、根から樹液が滲み出して、マイクロバイオームがそれに呼ばれて集まり、マイクロバイオームはそのエネルギーを使い内側にミネラルを取り込んでそのミネラルごと身体に入り込んでいく。
そしてその細胞生命は、大きな部分として切り取られ身体に使われていくのだ。粉々の分子まで分解されているわけではない。よく消化されると粉々の分子まで分解されていると思っている人は多いが、誤っている。その考え方では「アレルギー」の説明がつかない。身体の内側にある程度の「固まっている状態」で取り込まれるうと考えねばならない。

これは、身体の内側に細菌がいないと思われていた時代からの変化の一つである。

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鉢に移す時に赤玉土を買ったのだが、店員さんが面白いことを言っていた。その木が生えていた土を一緒に鉢に入れるという良いという。

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僕もそうするつもりであった。その木が生きていた土の中にはマイクロバイオームが生きているのだ。食事を素材の持っている細胞生命を大事にするように。鉢植えにも、その木が育った土地の土をいれてやるのだ。

肥料というのは単なる化学物質を添加するのではない。その土の中で生きるマイクロバイオームを満たすということである。

動物も植物も、乾燥環境で生きる生命のコロニーは同じ「律」を持つ。身体というコロンーは、乾燥状態では生きることの出来ないマイクロバイオームにとってのシェルターなのだ。

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うちの庭の土はよく育ったと思う。毎年、葉が落ち枝が積み重なる。そして土に戻る。庭を風が通ってくる時に感じる爽快感は素晴らしい。この柿の下の腐葉土は50年ものである(笑)。

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一番そこには枯葉、そして土、を積み、枝(水草で巻いておいた)を入れる。できるだけ接するように入れる。

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皮を向いた枝と水草が絡んでいる。引き離さないように土に埋めてやる。「ネメデル」が効果を出してくれると良いのだが。赤玉土を混ぜると保水がいいようだ。その上からまた土を入れる。

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お日様のよく当たるところに移動させた。根がはったら、庭におろしてやろう。

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このまま根が張り、新たに生を生むか楽しみである。

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良き人生を送りたいならば、食事も庭いじりも手間を惜しんではいけない。

僕は「美味しいものを食べ続けないと死んでしまうII型糖尿病」で幸運だった。贅沢な病気である(笑)。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。