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「帽子鉄板焼」は最高の調理プロセス:美味しさが証明している。

「ジンギスカン」というのはアジア大陸の英雄である。彼の名を「焼いて食べる食事方法」に冠するのはあまりよろしいことではない。
「もし、モンゴル人がウランバートル市内に『テンノウ焼き』や『テンノウ揚げ』という料理を出したら日本人はどう考えるのか」楊海英さんの記事である、僕は大好きという問いかけにどう反応したら良いのだろうか?
そこで、別な名前を考えることにした。「帽子鉄板焼」と言う名前はどうだろうか?
ん、あまり良くないか。

牛肉が半分と鶏肉があったので、とりあえず野菜を刻んで、今日はこれで始めることにした。

昔は「トルコ風呂」と言う看板が町中にあったものである。数回訪れたことがあるが、もはやその名前ではなかった。アタリマエのことではあるがやっぱり僕も「ヒト畜生」である。マイクロバイオームが僕を統べているのだ。この羊の肉を食べる料理にも別な名前をつけたいものである。
「帽子鉄板焼」は無理でも誰かいい名前を考えてみようではないか、「山高帽焼き」「チロルハット焼き(ん、これも駄目か)」いかん、帽子から離れられない(笑)。

面倒でも、食材は皿にもると良い。お店に来たようである。いちばん大事なのはモヤシである。モヤシの量で、鉄板の温度を調節して、帽子の縁に溜まった油でジックリと焼く。焼けたら、ドンドン食べて継ぎ足していく。このもやしほど美味しいものはない。
火力は最初は中火であるが、肉が乗り出してからは「蛍火」がいい。できるだけ油の多い部位の肉を焼くのがよろしい。厚い鉄板はジックリと

羊の肉を使わないと「帽子鉄板焼」は駄目だと思う人もいるだろうが、それは間違えである。あれだけ「厚い鉄板で肉を焼く」と言うプロセスは、食材の中の生命を大事にしているのだ。野菜も切ってそのまま焼くので内なる海を大事にしている調理方法なのである。

肉の脂が流れて、縁で食材を炒めるように焼く。繰り返すが、弱火である。意外とウインナーが美味しいのである。
ゴーヤも良い。夏の味である、苦味が消えないで旨味が浮き上がっていく。ジャガイモとカボチャは最初下の方において、油を絡めてやる。下茹では必要ない。少し時間はかかるがこの食べ方は一番美味しい。二番はなんだろうか。まあ、食べているその時が一番である。
揖保の糸を二束、茹でて食べた。トマト今日は最初である。
市販のドレッシングは美味しすぎて、素材の味を隠す。劣化した野菜をごまかすためのものではないかと邪推する。ただ切って、ごま油と酢にペッパーでよろしい。時にドレッシングも買うが、なかなか減らない。
農家の友人から頂いた野菜がウルトラ美味しい! ジュワ!!
油が絡んだジャガイモはテッペンに寄せる。弱火でも相当熱くなっている。スーパーで配布している固形の油を最初に溶かしておくと良い。油の多い肉の油が「帽子鉄板」の上を覆って行く。
ジャガイモの上に「(軽く)焼けた肉」を載せると良い。美味しさをジャガイモが受け取っていく。料理は、「味を出すものと吸うもの」素材の特徴を活かすのが大事。

中野のブロードウエイの奥を右に折れた辺りに「神居古潭」と言うお店があった。そこで僕はこの調理方法と出会った。随分昔に「帽子鉄板」は買ってあったのだが、久しぶりに出した。今日は疲れて何もしたくなかったのである。その頃中野では、肉を食べたあとで、近くの蕎麦屋さんで、「そば焼酎の蕎麦湯割」を飲んだ。

若い頃の苦労はしておくべきである。

焼き肉は、それぞれのヒトの好みで焼けるから最高である。ポン酢で食べていたが、何でも美味しいだろう。

今日の打ち合わせはとても疲れたが、良かった。何とか人生は進むであろうか。ワインサワーと調子に乗って、ウオッカを少し飲んだ。
やっぱ、神様に怒られた。まあ、仲良く生きましょうや。

この漢方、たくさん買ってある。飲むとすぐに効くから嬉しいものである。
先日農家の方にお裾分けいただいた。
朝採れた野菜である。トマトは採れたては硬い、そして美味しいのである。茄子の色艶は素晴らしい。魚と一緒に焼いて焼きびたしにするがよろしい。キュウリは最高であった。

#帽子鉄板焼
#ジンギスハーン
#トルコ風呂


Google散策したら、すでに閉店していた。今は餃子屋さんである。看板が残っていた。蕎麦屋さんもなくなっていた。中野は思い出の街である。


厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。