股関節223　人工股関節置換術を受けると体重が増えるのか？

おはようございます。
体重は毎朝測定して記録している塗山正宏です。

今回のテーマは

人工股関節置換術を受けると体重が増えるのか？についてです。

人工股関節置換術を受ける予定の患者さんからたま～に聞かれる質問があります。

「人工股関節の手術を受けると、体重が増えますか？」

う～ん、いや割と聞かれるタイプの質問かもしれません。

それでは、迷える子羊達に私が答えましょう。

まずは、人工股関節のインプラントの重さを調べてみましょう。

私が使用しているあるひとつのインプラントの重さになりますが、

①カップ・・・約40～50g

②ライナー・・・約10～20g

③ヘッド・・・約30～50g

④ステム・・・約80～120g

合計すると約200～300gといった感じです。

インプラントによっては400g台の物もあります。

インプラントが体内に入る分だけ体重は重くなりますが、切除する組織の分だけ体重は軽くなります。

そうです、大腿骨頭を切除しますので、大腿骨の骨頭が切除されてたその分の重さが軽くなります。

大腿骨頭の重さは約50～100g程度になります。

ということは、計算してみると・・・

「人工股関節の重さ」ー「大腿骨頭の重さ」＝「増える体重」

おおよそ約100～200ｇ程度体重が増えるってことですね。

この式はテストに出ないので覚えなくて良いですね笑。

本日の質問、

「人工股関節の手術を受けると、体重が増えますか？」

正解は・・・

「体重は若干増える」でした～！（さわやか笑顔）

本日のまとめ

人工股関節の手術を受けると、わずかに体重が増える！

「体重は毎日測ると肥満予防になる！」

ロールケーキはいつ食べても美味しいと思う整形外科医の塗山正宏でした。