自己組織化する学校

学校が自己組織化する #1 311から始まった

僕が学校教育について問題意識を持ち始めたきっかけは311でした。
 
当時、仙台に住んでいた僕は、東日本大震災と原発事故が起こり、どうやって捉えたらいいかも分からないような混乱の中で、毎日、海外の情報と日本の情報とを見比べながら、僕と家族は、どうしたらいいのか、不眠不休で考える日々でした。
 
海外の報道と見比べると、日本の報道は、情報を小さく伝えて収束させようとしているように見えました。「実は。。。」と後から情報が出てきて、いわゆる「ゆでがえる」の状況になって思考停止に陥っていくように導かれているように感じて、危機感を感じました。
 
危険を察知していのちを守るために動くことは、生き物としての重要な機能なのに、その部分を他人に譲り渡してしまっているような感覚。本来、もっとも自分ごとなはずのことが、他人ごとになってしまうような感覚。
 
これは、いったい何なんだろうか?
 
そのときに受け取ったイメージが、その後の僕の生き方を大きく変えることになりました。
 
僕自身も、自分自身を社会システムに委ねてしまっていたことを感じたし、小学校入学を控えた子どもを日本の教育システムに乗せていいのかを悩みました。
 
自分じゃないものになっていくことで、社会に受け入れられていく仕組みに疑問を感じ、その仕組みの一部を教育が担っていると思いました。
 
しかし、すぐにはどうしたらよいのかが分からず、2011年9月に、自分の常識を根底から問い直すために、家族で東南アジアへと旅立ちました。
 
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