マガジンのカバー画像

お気に入りnoteまとめ

354
運営しているクリエイター

#ライティング

「書き出し」は、15の型で書き分ける 【文章術020】

僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。 今回は、記事の冒頭部分——いわゆる「書き出し」で使える15の型について紹介したい。 書き出しは重要記事の書き出しは、重要な役割を持っている。もし、記事の「タイトル」を「店の看板」と例えるならば、「冒頭文/書き出し」は「店の内装」や「店員の雰囲気」といったものに相当すると思えばよい。 例えば、「スペシャルカレー」と

デザイナーが取り組む、みんなの銀行らしいライティング

みんなの銀行 プロダクトデザイナーの竹之下です。今回のトピックは、デザインチームがテキストメッセージのライティングに関わる理由についてです。どうやって作っているのか、ライティング担当者の視点から制作の裏側をお届けします。 毎日更新する「Walletメッセージ」制作の流れアプリ内に表示されるテキストメッセージは複数ありますが、デザインチームが主に関わっているのは、アプリトップの Wallet(普通預金)に表示される「Walletメッセージ」。基本的に毎日更新していて、みんなの

読まれない文章には「読む動機」がない

これだけ情報やコンテンツがあふれた時代に、自分が書いた文章を読んでもらうのはけっこう大変です。 ブラウザの向こうにいる読み手はNetflixを観たりYouTubeを観たりとけっこう忙しいのです。人生の時間も限られています。 そんななか「なぜあなたの文章を読まなければいけないのか?」という理由が必要になります。読んでもらおうと思ったら、その文章を読む「動機」をつくる必要があるのです。 あなたは村上春樹ではない「書いたものは読まれるはずだ」と思い込むのは危険です。 もし書

漫画「ドラゴン桜」の国語教師に学ぶ、読まれる文章の書き方。

読まれる文章を書く。 これは情報発信をする上で最も重要なテクニックです。現在は個人でも企業でも、ブログやSNS、オウンドメディア、noteなど多数の手段があります。動画や写真による情報発信もすでに多数活用されていますが、やはり基本は文章です。 筆者は士業や専門家に執筆指導をしてすでに7年経っていますが、伝わる文章の書き方、読まれる文章の書き方、その答えは東大受験をテーマにした漫画・ドラゴン桜に載っています。 ※記事中の画像引用・三田紀房『ドラゴン桜』5巻(44回~46回

コピーライターがひらがなを使う理由とUXライティングの漢字ひらがな問題

まずはこちらの文章をお読みください。 毎年、いまごろになると「鬼が笑うけど」というようなことを考えます。だってねぇ、今年やることなんてあと10日分しかない。 来年は、今年の続き…だと、ふつうは思うじゃない?だけど、そういうことにはならないよ、たぶん。ただの続きのつもりでやってても、だめだよ、きっと。 これは、とある日のほぼ日に掲載された、糸井重里さんが書いたエッセイ「今日のダーリン」の冒頭部分です。皆さん、この文章を読んで何か気付きませんか?そうです、ひらがなが多いのです

SEOを成功させる10の本質と哲学

SEOに強いWebマーケティング会社「ウェブライダー」代表の松尾です。 この記事はSEO業務に従事するすべての方へ向けて、私たちウェブライダーがSEOコンサルティングの中で大切にしているSEO哲学について共有します。 進化を続けるGoogleアルゴリズムの中で、継続して評価されるサイトを運営するには、Googleの進化の方向を予測しつつ、サイト運営者の歩むべき方向を示すコンパスが必要です。 この記事ではそのコンパスを提供します。 ちなみに、私たちウェブライダーは、SE

読まれる文章は「冒頭」で勝負がつく

読まれない文章は「存在しない」のと同じです。 ……というのは言い過ぎかもしれませんが、この文章の主旨が「文章は冒頭が大切である」というものなので、あえて言い切ってみました。 読んでもらえる文章を書くためのシンプルな方法。それは「冒頭、一行目でつかむ」ことです。冒頭をしくじるとせっかくの文も読んでもらえません。逆に同じ内容を伝えるにしても、冒頭にインパクトが与えられれば読まれる確率は上がります。 ぼくはひとつのツイート内でも「冒頭」を意識しています。これまでにバズったツイ

コンテンツ企画は「最初の30分」が大事っぽいのでフレームワークを考えた

オウンドメディア等を担当されている方とお話する際に「コンテンツづくりのコツってなんだろうね」って話はよくあがりますが、僕は「企画段階における最初の30分の使い方」が大切だなと思っています。 コンテンツづくりに慣れていない方がつまずくのは、大方「アイデアはあっても着手できない」こと。配信したいコンテンツのイメージはあっても、取っ掛かりから完成までの“距離感”がわからないから、どうしても腰が重くなってしまうんですよね。あるいは初めて経験したコンテンツづくりの大変さのあまり、次回

「読みやすい文章」のたったひとつの条件

「読みやすい文章」ってなんだろう? ずっと考えていたのですが、それは読み手が「読む速度」と「理解する速度」が一致するものだという答えにたどり着きました。 理解が追いつかない文章だと何度も読むはめになります。一方で、わかりきったことをくどくどと書かれるとイライラしてしまうでしょう。 読みながらスーッと脳に染み込んでいくような文章は「読みやすい」と言えるでしょう。 では「読む速度」と「理解する速度」を一致させるにはどうすればいいのでしょうか? たとえばこんな文章がありま

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。  もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。  プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。  ただ、おもしろいと思われるような「新しい考え方・できごと・情報」なんて、そうそうあるもんじゃない。というわけ