ミャンマー鷹狩り遠征1~2日目
はじめまして。
熊本を拠点に鷹狩りなどを楽しみ、猛禽類飼育者へ餌の製造販売や飼育・訓練用具などアイテム類の販売を行う【そらたか】を運営しています真野と申します。
そらたかの活動の一環として、海外の鷹狩り文化を直に見聞きする為にふらっと海外の鷹匠の元へ伺い情報を収集しXやInstagramなどの各種SNSの他YouTubeなどで発信しております。
そんな中noteにて一部有料ではございますが記事を書いていこうと思い立ち
今回より公開することにいたしました。
もし海外旅行や海外の鷹狩り文化にご興味がございましたら
お読みいただけると幸いです。
2023年11月30日~12月5までMFC【ミャンマーファルコナーズクラブ】を訪問する為、福岡空港へ向かいました。
2021年2月1日に軍事クーデターが起きたミャンマー。
未だに各地で国軍と反政府勢力の軍事衝突が発生していると聞きます。
今回私は安全確保の為、基本ミャンマー最大の都市ヤンゴンのみに滞在し、現地のMFCのメンバーとのみ屋外での活動を行うという自分で決めたルールを設けた上での渡航となります。
今回は福岡国際空港~タイ スワンナプーム国際空港~ミャンマー ヤンゴン国際空港のルートで移動します。
福岡空港でのチェックイン時に入国に必要な書類の確認が入ります。ミャンマーは入国に際して必要生類がいくつかありました。
必要だった書類としては
1.パスポート
2.VISA(私はネットで申し込んだe-VISAを提出しました)
3.新型コロナ対応の海外旅行保険の英語またはミャンマー語の証書
※入国情報は2023年11月現在の物です。
それとは別に新型コロナワクチン接種証明書も提出しました。
こちらに関しては現在、在ミャンマー日本大使館の情報によるとミャンマーの入国時には提出は不要との事でしたが、念のため印刷して持って行ったところ福岡空港では確認をされました。
チェックインは書類の記入ミスなどがないか厳重なチェックが入り、他の方より大幅に時間がかかりました。
が、無事記入ミス等もなくチェックイン完了。
体感で10分ほどでしょうか。
その後は、現地通貨の確保に向けての準備です。
基本、海外では現地ATMでのクレジットカードによる海外キャッシングを利用します。
が、もしトラブル等で現金確保が困難な場合に備えて両替も視野に入れて準備をします。
通常、様々な国で日本円から現地通貨への両替が可能ですが、
ミャンマーの場合、日本円→ミャンマーKyat(チャット)への両替が非常に困難であるという事前情報を入手していたので念のために100米ドルを両替して持って行くことにました。
両替所にて改めて円安を痛感しました。
無事両替も終わり、通常通り出国を行い搭乗時刻に搭乗口に集合します。
ここで、一つ懸念点が。
タイ スワンナプーム国際空港~ミャンマー ヤンゴン国際空港の乗り継ぎ時間が1時間半しかないのです。
通常、国際線の乗り継ぎ時間は2~3時間は欲しいところ。
チェックイン時にお姉さんからも「ちょっと短いですね~」と言われました。
分かってはいたんです。ただ、今回の航空券はマイルの関係でこのスケジュールの物しか確保できなかったのです。
以前、初めてベトナムを訪れた際の悪夢が蘇ります。
とにかく、なってしまったものは仕方がないので空港に着いたらダッシュです!
予定より20分ほど早い到着となり、若干時間に余裕が出来ました。
これならダッシュは不要か?
いや、何が起こるかわからない上にスワンナプーム国際空港は初めて訪れる空港。右も左もわからないのでスピーディな行動が求められます。
早く搭乗口に着く分には損はありません。
スワンナプーム国際空港広い!広すぎるぞ!!
デスクで教えてもらった搭乗口まで20分以上かかるらしい!
やっぱりダッシュは必要でした、
電車を降り、長いエスカレーターを上がりひたすらダッシュ。
ギリギリと思っていた空港内移動でしたが、搭乗時刻の30分ほど前に搭乗口に到着しました。意外と行けるものですね。
ただ、今回は飛行機が早着したり電車がすぐに来たりと運がよかっただけなのでやはり乗り継ぎの際は時間に余裕が必要です。
搭乗時刻までもうすぐ。というタイミングでスタッフが慌ただしく動き出します。
飛行機内で配布されると聞いていた入国書類が搭乗前に配られました。
恐らく飛行機の準備に時間がかかっていてしばらく飛ばないのでしょう。
事前に記入できるのはうれしいです。
が、いまだに健康申告書が必要な国はなかなかレアですね。
記入個所も多く正直面倒でした。
予定より若干遅れてスワンナプーム国際空港を出発。
タイ スワンナプーム国際空港~ミャンマー ヤンゴン国際空港へは約1時間ほどの短いフライトとなります。
1時間ほどのフライトを終え無事ヤンゴン国際空港へと降り立ちました。
飛行機から降りてエスカレーターを降りるとすぐにイミグレーションなのですが、その手前で健康申告書と新型コロナ対応海外旅行保険の英語またはミャンマー語の証書の提出が求められます。
※健康申告書はこちらで回収されました。
その後、そこを通過すると通常の入国審査となります。
そこで福岡空港で見せたパスポート・新型コロナ対応海外旅行保険の英語またはミャンマー語の証書・VISAと搭乗前に配られた入国カード(出国カードのセット)の提出を求められます。
そして、それとは別にホテルの英語またはミャンマー語で記載されている予約票の提出も求められます。
ミャンマーは現在、外国人旅行者の一般ミャンマー国民宅への宿泊は基本認めておらず、必ずホテルの予約が必要となります。友人関係だったとしても同じです。
※ミャンマー政府は現在、外国人と一般国民の過度な接触を好ましく思っていません。理由としては外国勢力とミャンマーの反政府勢力が結託し政府が不利な状況に陥る事を防ぐためと言われています。
これら書類チェックが全員入るので1人あたり約5分以上入国審査に時間を要します。
また、書類の不備等で入国審査がなかなかうまく進まない方も数名おられました。幸いなことに書類系に一切の不備がなくスムーズに無事入国することが出来ました。
ここからは現地通貨の確保とスマホ用のSIMカードの確保です。
幸い、ATMはすべて稼働していたので事前に確保した米ドルは使うことなく無事キャッシングにて引き出すことが可能でした。
(なんでATMが到着口ではなく出発口側にあったのかは謎です。)
次にSIMカードの確保に向かいます。
料金プランの写真を撮るのを忘れていましたが、4つほどプランがありどの程度SNSや配信を行うかわからずホテルのWi-Fi環境も分からなかったため一番大容量の13.5GB/30日間のプランを購入しました。約3,000円程度だったと思います。
購入手順としては、
プラン選択→パスポート提出→支払いといった感じです。
ここに関しては一般的ですが、クレジットカード決済は不可で現金のみの支払いとなりますので前もって現金確保が必須です。
(やたらここでの両替を勧めてきますがレートを聞いていないので自己判断でお願いします。)
スタッフのお姉さんが開通手続きをすべて行ってくれるので非常に楽です。が、ミャンマー国内は軍政がネット通信に制限をかけている影響でそのままではX(旧Twitter)やFacebookやInstagram等多くのサービスを利用することが出来ません。必ずVPNを介する必要があります。
こちらに関してもスタッフのお姉さんがインストールから設定まで行ってくれました。
ahamoやpovoや楽天モバイル等、【国際ローミングでミャンマー国内でのインターネット通信が可能】と謳っているところはありますが、実際に訪れてみると通信は不可でした。
これも軍政による通信制限の一部と聞いているので各社HPには利用可能と書いてありますが2023年11月末現在は国際ローミングによる通信は利用することが出来ませんでした。
空港で必要なことは一通り終わったので空港建物の外に出てミャンマーの空気を吸います。
非常に暖かい空気ですが結構乾燥していて不快感はありません。
外で友人を待っていると背後から「誰か待っているのか?」との声。
タクシーかな?と思ったら銃を構えた警察官でした。
先ほども書いた通り、現在ミャンマー政府は外国人とミャンマー国民との過度な接触をあまり好ましく思っていないとされています。
ここで「友人が来る」と言っていいのか?迷いつつそれとなく濁していると世間話になったのでダメ元で「写真撮っていい?」とお願いをしました。
すると「OK」との返事。
早速スマホを向けるとかっこよくポーズをとってくれたので写真を撮ろうとしましたが「STOP!俺一人?セルフィじゃないの?」と。
・・・あれ?写真良いんじゃなかったの??
「セルフィならいいの?」と聞くと明確には返事はなかったですが頭を縦に振ったので恐らく問題ないのでしょう。早速自撮りモードにしてパチリ。
自宅を出て15時間の移動の疲れが顔に滲み出たいい写真が撮れました。
その後も友人が来るまで警察の方と話をしていると友人のSaiさん登場。
早速車でホテルまで送ってもらう事に。
今のところ日本の報道で見るような異様な雰囲気は感じられず普通の東南アジアの都市といった印象です。
トラブルが起きることもなく空港から約30分ほどでホテルに到着。
移動に15時間を要し、機内食も結構いただいたので本日はこちらで解散となります。
ホテルの部屋は古さは感じるっものの広めで心地よい環境でした。
若干照明が暗いのが気になります。
あと、一番の問題点としてはトイレ・バスルームの照明のスイッチがどこを探しても見つけることが出来なくて、明日朝にホテルの人に確認しようと思っていたところクローゼットの後ろにスイッチを発見。
なんでこんなところに・・・手を突っ込まないと電気がつけられない。
毎度クローゼットの後ろに手を入れるのは面倒なので終始つけっぱなしで滞在しました。
何かとバタバタでしたが無事ミャンマー上陸です。
本日はゆっくり休養を取って明日以降の観光やミャンマーの鷹狩りの情報収集に備えます。
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