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仏教に学ぶ生き方、考え方「なぜ感謝することが大切なのか?」

「なぜ感謝することが大切なのか?」

 仏経でも、道徳でも、感謝することを「大切」にしています。

 でもそれはどうしてなのでしょう?一見すると感謝を「しても」「しなくても」何も変わらないし、何も影響を及ぼしていないように感じます。

 でも実は「感謝」をすることで、大切なものの見方をしているのだと思っています。

 それは「実は原因は自分にある」ということです。

 例えば、「スピード違反で捕まる」と「運が悪かったな~」「なんで隠れて取り締まってるんだよ」などと思ってしまいます。

 でも「捕まった原因」はそもそも何なのでしょう?そう、「スピードの出しすぎ」という「自分の行い」です。

 つまり「制限速度を守る」ことさえしていれば、運も味方につけられますし、隠れて取り締まっていても「捕まる」ことはないのです。

 「自分の行い」で「自分が苦しんでいる」のにもかかわらず、あたかも「運」や「他人の行い」で苦しめられているように感じる、そういう「心の癖」みたいなものがあるのではないでしょうか?

 それを「感謝する」ということで事前に防ぎ、正しい見方をするように促せるのだと思います。

 そう考えると、自分は「いかに他人に救われているのか」ということに気付かされます。

 先ほどの例で言うと、「捕まる」ことで「スピード超過での交通事故の危険」を教えていただいているのですね。

 「取り締まっていただいてありがとう」とまでは思えないかもですが、「事故を未然に防ぐこと」ができたなら、そのご縁には感謝できるかもです。

 ☆今日の一句☆
 
 感謝して
    自分の行い
        見直そう

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