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仏教に学ぶ生き方、考え方「なんとなく虚しい気持ちになるときには?」

 仏教は「人生の苦」をどのように捉え、考え、向き合っていくかに重きを置いています。

 でもそれほど苦しみを感じていらっしゃらない方も多いと思います。

食べるものにも困らないし、家族も元気で仲良く過ごしている。

 でもなんとなく「虚しいな~」と感じるときはないでしょうか?

 このまま「同じような毎日」を過ごし、いつの間にか年老いていく、そんな自分に虚しさを感じる方も多いと思います。

 実はお釈迦様も何一つ不自由のない生活をされておりました。

 でもその生活の中に「虚しい気持ち」を人知れず抱えておられたのです。

 そしてそれは「この世に生まれた目的」が定まらず、「将来への漠然とした不安」が渦巻いているということに気づかれて出家を決意します。

 そう考えると「なんとなく虚しい」ということの中に、実は「大きな疑問」が隠れているのではないでしょうか?

 そしてそれを直視することが怖かったり、苦しかったりすると、「表面的」な幸せに身を置いて「心の安定」を図るのかもしれません。

 でもそういうときこそ「虚しさ」に向き合って、自分の心の内を「探求してほしい」のです。

 それはやがてあなたの心を照らす「大きな灯り」になることでしょう。


☆今日の一句☆

 なんとなく
    虚しいときこそ
          聴け仏法


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