HSP(繊細さん)向けの英語学習で意識すべきは「自分の世界観」
気が付いたら、誰かのワガママに振り回されていたり、なぜか相手のペースに飲まれてしまい、自分の意見を出せなくなる。
騒音が苦手だったり、周囲に怒っている人がいるとそれが自分に向けられているんじゃないかと感じてしまう。
そんなタイプの人を、巷ではHSP(繊細さん)とか呼ぶらしい。
特徴としては以下の通り。
◆ 認知的処理が深い
◆ 刺激に対して圧倒されやすい
◆ 情動的に反応しやすく共感しやすい
◆ ささいな刺激に対して気付きやすい
Wikipediaを参考にしてみた。
なんかこういうのって、割と誰にでも当てはまる部分があるんじゃないのかって気もするけど、実際にはHSPとは真逆の無神経な人々も大勢いるんで、どこか現代社会で「生きづらさ」を感じている人はHSPの傾向があるとみなして良いだろう。
ある意味ぼくもHSPなのかも知れない。
人混み苦手だし、騒音苦手だし、無神経なやつ苦手だし、不慣れなグループで長時間行動してると疲れる。シェアハウスとか絶対無理w
しかし、ある意味では図々しいし、他人の気持ちなんかフルシカトして好き放題にやってる時もあるんで、必ずしもHSPだとは言えないだろう。
統計的には、普通の人より過敏な人が5人に1人の割合で存在するらしい。
仮にそういう繊細な人々をHSPと呼ぶのだとしたら、言葉を扱う職業とか、音楽とか芸術的な活動が向いている。
あるいは繊細な味を見極めるセンスが要求されるソムリエやらパティシエやら、料理人などにも向いているらしい。
英語学習は、まさに微妙な言葉の違いにフォーカスしているので、大雑把な人々よりも、HSP気質の方が向いていると言えるね。
💎 繊細さん(HSP)はもともと英語圏の概念
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)。
すなわち、他の人よりも物事に敏感なタイプをHSP(繊細さん)と呼ぶ。
約5人に1人がこのHSPに当てはまっているらしいけど、医学的には病気ではなく、単なる特徴の1つとして扱われているよ。
逆に開き直って「自分はHSPなんだから、もっと丁重に扱いたまえ!」みたいな主張を堂々とできる人は、おそらくHSPではないw
まず相手の心情や立場に配慮してしまい、自分を後回しに考えるタイプの人々を指すのがHSPらしいからね。
ちなみに社交性のあるなしはあまり関係ない。
社交的なHSPのことを「HSE(Highly Sensitive Extoversion)」と呼ぶらしく、これは「人と接するのは好きだけど、刺激には敏感」という、なんとも複雑なタイプだ。
でもまあ、いるよね。そーゆー人。
内面は陰キャだけど、人と接する時だけは陽キャになるタイプ。
でも実は見えないところで精神を摩耗しており、表は愛想を振りまいたり、気遣いをするのは得意だけど、内心ではごっそりエネルギーを持っていかれてるっていうパターンだわ。
常に怒号が飛び交ってるブラック企業とかだと、まず続かんわな。
あと、強気な交渉事もHSPは苦手。
相手の気持ちや立場を優先して考えてしまうんで、自分のことが後回しになりがちで、己を犠牲にしてでも誰かのために尽くしてしまう感じがある。
💎 HSP(繊細さん)は裏方に回ると英語力を活かせる
そんなHSP(繊細さん)が英語を本格的に学び、社会で活用するとしたら、ビジネス英語はぶっちゃけあんまりおすすめできないよね。
ほら、外資系の経営者って、サイコパスやナルシストの割合が高いから。
結果至上主義だし、自分の評価を上げるためなら他人を蹴落とすとか、業績アップのために大規模なリストラ(レイオフ)とかも普通にやってくる。
※↓ボスマネジメントについてはこの記事が役立つかも。
実力主義社会では、良い面ももちろんあるけど、裏では他人の足を引っ張ったり、腹黒い戦略で上にのし上がる政治的な手腕も問われる……。
なので、バリバリのビジネスで英語を使うってよりは、自分の「世界観」を生かして、繊細な感性を惜しみなく発揮できる仕事が良いと思うんだよね。
HSPは、組織よりも個人で活動する方が、基本的には向いている。
中には他者への共感能力を生かし、集団でリーダーシップを発揮できるHSPもいるようなので、一概には言えないのだが、その場合は自然と周囲に頼られて、リーダーに任命される感じだろうね。
ただし、HSPは "優しい世界" のが本領を発揮できるのは事実。
「何をやるか」よりも「誰とやるか」が問われることになる。
💎 まとめ
人類の5人に1人はいるHSP(繊細さん)だが、かれらは言語を扱うことに強みを発揮する。
あえて、非HSPを「陽キャ」と呼び、HSPを「陰キャ」と呼ぶのであれば、世の中で有名な英語学習って、たいてい "陽キャ向け" なんだよね。
怖がってないでとりあえず海外に行こうとか、英語が話せなくてもとりあえず異文化交流パーティに出席しよう、みたいなゴリ押しが多いw
ぶっちゃけそういうのも確かに大事なんだけど、繊細なタイプはそもそも見知らぬ他人と接することにストレスを感じやすいんで、まずは自分が堂々と英語を話せるレベルにまで自信と実力を高めておきたい!
ぼくも留学行く前にはしっかり基礎知識はトレーニングしまくったし、もしそれらの積み重ねが無かったら、アメリカではマジで悲惨な思い出しか残らなかっただろうと思う。
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それではまた。
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