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noteは「意欲作」や「異色作」も試してみたくなる

前回、「読まれるものが良くなる」ようになる、と述べました。

手のひらを返すようですが、読まれそうな感じの話を続けると、飽きるんですよね。
読者の方も飽きるでしょうけれども、何よりも、私が飽きるんです。

定番品ではない「意欲作」や「異色作」を試してみたくなるのが、人情というものです。

スクエニで例えるとライブアライブ

最近、スクウェア・エニックス(スクエニ)で例えるのが続きますが、今回もスクエニで例えます。

スクエニで例えると、ライブアライブです。
昨年リメイクされた、あのライブアライブ。
意欲作であり、異色作です。

ライブアライブは、時田貴司さんが中心となって開発された、時田さんの代表作です。
時田さんが初ディレクターを担いました。
リメイクでも時田さんがプロデューサーです。
元々は、小学館の漫画家とのコラボが発端です。

時田さんは、サガ、FF4、クロノトリガーなどで、看板作品でもスタッフの一員ではあります。
けれども、やはり、時田さんの代表作と言えば、ライブアライブです。

「ライブアライブが出来たらクロノトリガーにも入ってくれ、と言われた」という御本人のお話をどこかで見ました。
クロノトリガーの開発室にもいらっしゃいます。

「売れるものが良くなる」でない

何故、ここでライブアライブで例えたか。

「売れるものが良くなる」でなかったから。
(※昨年のリメイクの話ではありません。)

スクウェア(当時)の「売れるものが良くなる」はFF6とクロノトリガー。

ライブアライブは、FF6とクロノトリガーに比べ、何もかも小規模でした。
ロムの時点で、当時の最大容量ではありません。
時田さん御本人が仰っていたことを、私は未だに覚えています。
売上数でも売上高でも、FF6とクロノトリガーとは比べていいものではありません。
(※いくらなんでも相手が悪すぎませんか。)

「意欲作」であり「異色作」

けれども、数字上のことはさて置きましょう。

ライブアライブは「意欲作」であり「異色作」。
記録ではなく記憶に残る素晴らしいゲームです。
時田さんは人々の心を鷲掴みにして奪っていく、そんな人でした。
(※今もそうですが、プレイ当時の話です。)

何故、そこまでの意欲作や異色作になり得たか。

時田さんが超天才だったからです。

間違っていないのでそう言いたいところですが、そう述べてしまうと我々に応用できませんから、もう一つの理由を述べます。

言いたくてしょうがないことだったからです。

当時の時田さんは、デビルマンの影響を受けて、FF4の竜騎士カインをつくりました。
そして、ライブアライブに繋がっていきます。
(※ネタバレをしないでおきます。)

「意欲作」や「異色作」をnoteに

我々が、「意欲作」や「異色作」をnoteにしたい時には、どうすれば良いか。

ライブアライブのようにすれば良いのです。
言いたくてしょうがないことを言えば良い。

「意欲作」なのか。
「異色作」なのか。
「ただの出版社とのお祭りゲーム」なのか。

ライブアライブは、小学館の漫画家とのコラボでつくられたゲームです。
テキトーなゲームにして「そこそこ売れた」にも出来たと思います。
けれどもそうじゃなかった。
時田さんが言いたくてしょうがないことを言ったからです。

我々はどうすれば良いか。

規模だとか、ビュー数だとか、スキ数だとか。
気にはなるけれど、気にせず出せば良いのです。
言いたくてしょうがないことを、言えば良いし、出せば良いのです。

そこに熱があれば、読まれます。
読まれれば、また述べたくなります。
ライブアライブがリメイクされたように。

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