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「なんたら長」はリーダーでなくパサー2

「なんたら長」はリーダーでなくパサー、の続きを述べていきます。
リーダーはリードをする者、即ち、先導者であるため、「なんたら長」がするべきでない、というのが私の持論です。
「なんたら長」は、リーダーとして先導するよりも、パサーとしてパスを出すべきだと思います。

ボランチではなくパサー

前回、私が述べたように「なんたら長」はパサーです。ボランチではなくパサー。
「つまり舵取りだろう。」と早合点するべきものではありません。
MFに限りません。GKでもCBでも良いのです。

船長や操舵手が船首寄りでなく船尾寄りにいるという意味で、舵取りでも悪くはないのです。
けれども、私が言いたいことからは乖離します。

舵を取る側、そして、舵を取られる側、と上下のイメージにすると、全滅しかねないからです。
宮城県の石巻市立大川小学校のように。

レジスタならどうか1

ボランチでなくレジスタならどうか。
(※MFに限らないと述べたのをさて置き。)

レジスタは、司令塔や演出家と訳されています。
所謂、司令塔タイプです。
ゆえに、OMFにもDMFにも用いられています。

「なんたら長」が最終形までのイメージをして、ゴール前までキラーパスを出すというのは、私のイメージとして合いはします。

素晴らしいプレイによって、ピッチ上の司令官、ピッチ上の監督、と例えられる選手が多くいますから、「なんたら長」はレジスタ、でも良い気もしてはきます。
が、司令官と一般兵というのは上下そのもの。
全滅リスクそのものです。

レジスタならどうか2

レジスタは、映画監督とも訳されます。
指示を出し、周りを動かし、歴史に残るプレイをつくり出す。私のイメージとして合いはします。

けれども、監督兼主演俳優になろうとする老害があまりにも多いんです。
レジスタは、有名選手が多く、MVPになることも多いですが、私のイメージと違います。

私のイメージは、あくまでもプレイの起点。
得点王でもアシスト王でもありません。
MVP、得点王、アシスト王、と三冠を目指すのが良い、という老害には、話が通じません。

ピボーテならどうか

レジスタだけでなく、ピボーテも同様です。

ピボーテは主軸という意味なので、私のイメージには合うのですが、老害に話が通じないです。
(※ピボーテを知っている人間は少ないですが。)

監督兼主演俳優になろうとする老害が多いという意味で「なんたら長」が主軸であり主役である、と若手老害に捉えられると、私のイメージからは乖離してしまいます。

私のイメージは主軸でも主役でもないからです。

組織に長を置くのは何のためか

ここで、前回の冒頭に戻ります。
組織に長を置くのは何のためか。

組織の総合力を高めるためです。

「なんたら長」を司令塔にするためではないし、主軸や主演にするためでもありません。

「なんたら長」は、長ではない人間を、一般兵や助演俳優にするために置いてなどいない、ということです。

「なんたら長」が、MVP、得点王、アシスト王の三冠を狙うのはナンセンスなんです。

サッカーで言うと「勝てば良い」。
組織で言うと「総合力が発揮できれば良い」。
目的が達成できさえすれば「なんたら長」の活躍なんて、地味で良いんです。

ストライカーもパスはしていますが、パサーとは呼ばれていない。
この意味を、この意味の真髄を、老害や若手老害には、わかってもらいたいものです。

ゆえに、「なんたら長」は、パサーです。
パサーになれない「なんたら長」は不要です。
不要では済まず、全滅の原因とさえなるのです。
宮城県の石巻市立大川小学校の教頭のように。

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