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観劇記録「I am an ALIEN」 @白子ノ劇場

藤枝市白子ノ劇場にてユニークポイントのI am an ALIENを見てきました!

イツメンと合流

花屋でアレンジメントを受け取り💐札に俳優河村若菜さんのお名前を手書き⸜( ⌓̈ )⸝✐文字を入れるとき再度劇場に脚を運べる嬉しさをぶつけた。楽しみすぎて早く着きすぎ、いざ向かったら1回劇場前を通り過ぎるミスを犯す。笑

開場

山田さんに挨拶┏○))白子ノ劇場の入口をくぐる。小さな学校みたいな雰囲気。少し赤みのあるクッションフロア敷きの床。受付を済ませダルマストーブの周りに置かれたレトロな椅子やソファ、背の低い本棚に囲まれてその時を待つ。昨年、コロナ対策の中で行われた映像劇の時と雰囲気がまるで違う。開演間際になるとお客さんも増えて歓談時間。この演劇を見たいと思って集まった人達に囲まれているとなんだか親近感。わいわいしたこの雰囲気が本来の姿なんだろうな( ¨̮ )

開演

ステージには、白い2人がけのテーブルが弧を描くように配置されている。俳優がぽつぽつと入ってくる。ある検討会が始まる。

透視鏡でそのステージの様子を見ている感覚に陥る。

タイトル エイリアンとは

その時間、その目的のために無作為で集められた人。必要最小限の情報開示のみで「検討」をするだけのニンゲン達[役名のない役]

ニンゲン達が始めは勝手気ままに話していたが、あるひとりのひとつの言葉で自分本位だった言葉を少しずつ変化させ、他者に興味を持って開示を求めたり開示したりする。

人の大切な生きるか死ぬかの問題や大切なことを取り上げている時に、本当にその選択肢だけを考えるだけでいいのか。

忘れてはいけない大事な人を、得体の知れないエイリアンにしてないか。


ほかに感じたもの

強く残ったのは台詞にあった『民主主義』ってなんなんだろうってこと。

生まれた国、地域、宗教、性別、障害、病気等など、誰もが何れかのマイノリティになる可能性がある。マジョリティであれば気づかなかったり、見て見ぬふりすることが多すぎる。その中で何気ないひとことが、当事者の生きづらさになったり、心を傷つけることが起こっている。

社会が変わって欲しいとメディアやSNSで訴え、個人で憲法違反の訴訟をする人がいる。けれど、そんな訴えができる人ばかりじゃない。どうしてそんなに困っているのか、どうこの社会で生きていきたいのか、本当に聞いて欲しい気持ちは何処に訴えたらいいのか、届くのかわからないって思ってる。

私がこんなこと考えていてもできることってないかも、なんの力にもなれないと思ってしまう時がある。

だけど、実現できるかできないのかの話ではなく、社会には少しだけ違った価値観を持っている人たちがいること、どんな人たちなんだろうと知ること、そんな人たちを認めるところから、心無い発言はなくなり、少しずつ誰もが生きやすいように変化して欲しいと願う。


自分はまだ観劇するようになって日が浅いけれど、ほんと、いいよね。込められたメッセージは考える機会になって、日常置き忘れたものが浮き上がってきて心があったかくなったり、一緒に見た人と感想を言い合ったりできる。

ただ本を読むことでも得ることはあるかもしれないけど、舞台から伝わるものって別モノ過ぎる。リアルタイムで俳優さんが言葉声表情身体の全部使って訴えてくる。エネルギー凄すぎる。好き。





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