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意気込み(ドカ弁篇)【エッセイ】六〇〇字

朝カル「エッセイ講座」の4月のお題、「意気込み」。過日、「不登校」をテーマに書いたが、「タイトルと齟齬があるのでは?」とのご意見が。(汗)そこで、悔しいからあと一本。(笑 私の人生のターニングポイントになった頃の、これこそ「意気込み」でしょう、って話を書きました。(笑 楽しかったなあ、あの頃。
                 ※
 バブル期前夜の時代。二十代のモラトリアムを経て、十七年勤めることになる会社に。入社前に取得した簿記論の資格が評価され経理として。財表論も考えていたので、五時終業が、当初は好都合と思っていた。しかし、大学卒業後に飲食チェーンの計画に参加し、休日返上で働いていたせいか、何か物足りない。悩んだ末に辞表を出すのだが、営業企画に移り、一年後に結論を出そうと、説得される。
 会社は、教育事業を営んでおり、異動先の仕事は、広告やDMを使った受講生募集。担当は、データ管理。バイトと案内書請求の封書を開封し、媒体ごとのデータを集計すること。単純だが、データ分析に最前線に関わっているとの意義を感じ、仕事に集中していった。そのうちに、バイトの男と仲良くなる。東大受験に何度も失敗し、作家を志しているN君。クリスマスの日、郵便物の袋を背負って、サンタのマネをして笑わせるような、お茶目な男。毎日のように吞みに連れて行き、DMの効果をいかにあげるかを、熱く語り合った。
 ある日。彼と作業しているとき、反応に大きな違いがあるDMに、気づいた。その日は、彼と終電までかかってデータを調べあげ、提案書を作った。そして、猶予期間の中間報告として提出。その案が認められ、DM企画担当に昇格することに。このことが、その後の人生のターニングポイントになったと、思う。
 ただ、次の日から、弁当のご飯とおかずの量が、倍になるのだが——————。
(写真はパクリだけど、こんなドカ弁でしたよ。よく喰っていたねぇ、この頃は・・・)

(おまけ)

水曜日に投稿した『時代おくれ』のコメント欄に、星の汀さんからある情報をいただきました。
「今朝RCCラジオに、ゲストとして"NO YOUTH NO JAPAN"の能條桃子さんという方が出演されました。初耳だったのですが、若い人向けの政治参加や社会問題についての活動をしている団体みたいです。note にもアカウントがあったので、時々覗いてみようと思います」と。
さっそく、そのnoteに訪問し、活動内容を知りました。U30の若者を対象にし、政治や社会問題に気楽に興味をもってもらおうという姿勢に、共鳴。さっそく、今月ゴルフに行かなった分をサポートさせていただきました(U75からと 笑)。
"NO YOUTH NO JAPAN"は、「若い世代なくして日本はない」という意味。この活動は、デンマークの”Fridays For Future”からアイディアを得たようです。”Fridays For Future”についてはNHKBSで観たことがあり、若い世代の気候変動対策を求めるアクションから始まったようです。”Fridays”とあるのは、活動が、毎週金曜日に定期化されていることから。"NO YOUTH NO JAPAN"も、毎週金曜日に集まりを企画しているようです。
ちょっと覗いてやってください。


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