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企業選びのポイント/21卒→22卒→23卒#新卒採用のセオリー7

皆さん

こんにちは!

採用コンサルタントのMASANOBUです。

今回は就活生の企業選択のポイントとその流れをお伝えできればと思います。

学生が重視していることが分かれば、学生に自社の強みをどのように打ち出すべきか分かりますよね。ナビサイトを見ていると昨年の使いまわしをしている企業が多いですが、やはり時代の流れで変化があります。特に、リーマンショックや東日本大震災、今回のコロナなど、経済活動に大きな動きがあると、就活生の企業選択のターニングポイントとなります。

今回はマイナビが公表しているデータを基に、現状確認、推移、そして今後注意すべきポイントを見ていきます。

■参考:マイナビ 2022年卒大学生就職意識調査 

■2022年卒学生の就職観

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2022年卒学生の就職観は「楽しく働きたい」が最多で34.8%。前年からの増加幅が大きいのは「人のためになる仕事をしたい」
就職観はこれまでと同様に「楽しく働きたい」が最多で34.8%(対前年1.0pt減)となった。また、前年からの変化が最も大きいのは「人のためになる仕事をしたい」で15.2%(対前年1.5pt増)だった。ここ十数年間、上位3項目(「楽しく働きたい」「個人の生活と仕事を両立させたい」「人のためになる仕事をしたい」)は同じで、大きな傾向は変わっていない。

22卒学生の企業選択のポイントとその推移

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企業選択のポイントは「安定している」が前年から4.5pt増加して42.8%、2001年卒調査以降で最も高い割合に。
企業を選択する場合にどのような企業がよいか(あてはまると思う項目を2つまで選択)を聞いたところ、「安定している」が42.8%(対前年4.5pt増)と最多となった。次いで、「自分のやりたい仕事(職種)ができる」が34.6%(対前年1.3pt減)、「給料のよい」が17.5%(対前年2.3pt減)となり、トップ3の項目は前年と同じ内容となった。

1位:安定してる会社

2位:自分のやりたい仕事(職種)ができる会社

3位:給与のいい会社

就活生の企業選びの最大の関心ごとは「安定している会社」です。

この、安定している会社とはなんなのかNHKが発表している記事中で紐解いていきます。

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21卒→22卒

上昇したのは【銀行】【官公庁・団体】【運輸・倉庫】【エネルギー】の4つ。

下降したのは【調査・コンサルタント】【医薬品・医療関連・化粧品】【商社】【自動車・輸送用機器】の4つです。

ここから言えることは①成長が見込める②インフラ③地元志向、というのがキーワードかと思います。元々地元志向は強いですが、その中でも銀行人気が復活しているのは、メガバンクではなく地元の銀行を希望しており、官公庁も地方自治体・JAが人気となっている点がここ数年とは違います。

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参考記事:地方公務員の人気が“一気に”復活。就活生の3割「コロナ禍で公務員の志望度が高まった」

今後注意するポイント

学生の企業選びのポイントは1位:安定してる会社、2位:自分のやりたい仕事(職種)ができる会社、3位:給与のいい会社がスリートップだと分かったところで「うちは中小企業だから選ばれない」とネガティブになる必要はありません。

まず、下記マイナビが同じ記事の中で公表しているデータですが「絶対に大手がいい」という学生は減少トレンドです。

下記グラフにある、行きたくない会社の内容と企業選びのポイントを上手く意識して【採用HP】【ナビサイト文面】【説明会での打ち出し】一貫性を持たせることが大事です。

■参考:2022年卒大学生就職意識調査

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最後に

採用できない理由の第一は「就活生に認知されていない」ことが理由です。ここの方法はまた別の機会にお話するとして、今回のテーマである認知されてから選ばれるにはどうすればいいのか。

それは自社の強みを改めて認識することが大事です。多くの企業(採用担当者)は同業のことは知っていても、異業種の働き方を含めた求人表の内容をあまり把握していません。なので自社では当たり前、業界内では当たり前となっていることをアピールできていないことが多いと感じます。

それぞれの学生の企業選びのポイント上位3つで簡単に補足していきます。

「安定している会社」

・大手企業(認知度の高い企業)との取引実績

・生活になくてはならない物に使われている商材を扱っている

・シェア率の高さ

・業界の可能性(同業との差別化)

大事なのは今後潰れそうにないか将来性(会社と自分)を感じられるかです。学生認知度がないと1つ1つの情報を聞いても、なぜ大丈夫ですなのかは1回聞いただけでは理解できません。シェア率が高い=安定しているを繋げるために、丁寧に説明しアピールすることが大事です。

「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」

・学生が働き方の良いイメージができるかどうか

こんなことをやりますいったただの説明になっていませんか?特に、ここが大変だけど、その先にはこんな楽しいことが待っている、または感謝される仕事なんだと、デメリットとそれを大幅に上回るメリットをセットでお伝えすることが大事です。メリットだけ話をすると、うまい話しには裏があると思われて納得感を醸成できないので両方お話してください。

「給与のいい会社」

・残業がない

・有給取得率100%

・転勤がない

・住宅補助(社宅で無料で住める)

・退職金がある

ここでは物理的な月給がそこまで出なくても、今の学生は仕事後のプライベートの時間が確保できるかが重要項目です。長い目で見たときにメリットになるような退職金などもフックになると思います。自社に特別な福利厚生が見当たらない場合は新たに検討することをお勧めします。

■おすすめの福利厚生


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