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ゴミ、特にマイクロプラスチックは良くないと言われてもピンとこない

海洋ゴミの80%は川由来と言われています。
実際海洋ゴミは紫外線や波によって粉々になり、マイクロプラスチックと言われるものに変化していきます。
それを海洋生物などが摂取し、その後人間にもまわってきます。特にプラスチック製品を作る上で使われている可塑剤は生き物の生殖ホルモンに悪さをすると言われ、環境ホルモンと言われています。
特に環境ホルモンのひとつであるビスフェノールAは女性が卵巣は分泌するエストロゲンというホルモンと似ていて、結果的に女性なら乳がんや子宮内膜症になるのではと言われています。また男性ならば・・・・・・。


こんな風にゴミが良くないと言うことが説明されます。
これを読んでみて、みなさんはどう感じるのでしょうか?

「言っていることはよくわかるけど、何となく飛躍しすぎでは?」と言うイマイチピンとこないという人もいるのではないでしょうか?

環境問題って大概ピンとこない事が多いと思います。
温暖化によって、海面上昇がおこり・・・・・・と言うのは正論だけど、でもイマイチピンとこないな〜。なぜならスケールが大きすぎて想像がつかないんですよと。
時々CGで東京23区が実際温暖化による海面上昇で水没する画を見ますが、実際あんなに水浸しになるのでしょうか?と。

環境問題を考える上で重要なのは身近な問題に置き換えることが重要だと思います。ゴミがなぜ悪いのは?

割れ窓理論というのがあります。
窓が割れている廃屋があったとします。それを見た人は「ここの窓は石を投げて割っても問題ないんだ」と思い、さらに割ろうとします。
ゴミも同じで、道ばたに捨てられていたゴミを見れば、人によっては「自分が持っている空き缶、そこに紛れ込ませても問題ないだろう。まっいっか」と言う気持ちが働くと思います。
つまり「まっいっか」の気持ちが働く原因として、その場所に注意が行き届いていないと言うのが挙げられます。

常に誰かが監視しているとか、誰かがゴミ拾いしていれば注意が行き届いていることになり、割ったり捨てたりすることに気が引けるでしょう。

そして注意が行き届いているということは、人目を気にして防犯対策になるでしょう。
ゴミのない綺麗な街は犯罪が少ないと言われています。

大きな問題として、ゴミの中のマイクロプラスチックが生き物の生殖ホルモンに悪さするということも重要ですが、身近な問題として、ゴミをなくすことは我々の生活のためにもなる、そう思えば案外納得するのではないでしょうか?

環境問題ってとかく飛躍しすぎであって中々理解しがたいことがあります。
でもあらゆる問題を身近ことに置き換えて見れば良いのではないでしょうか?

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