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今世界で流行ってる、人の移動の革命【MaaS】を知る

こんにちは。アクセスありがとうございます。

みなさんは、「MaaS」という言葉を聞いたことはありませんか?この単語は今知るべき言葉です。そして、今後この「MaaS」を知らなければ時代遅れになります。

大都市の交通渋滞、自動車の廃棄される温室効果ガス問題、高齢者の運転問題など様々な「人の移動」問題を解決する次世代交通システムとして、いま世界で注目されているモノとして「MaaS (Mobility as a Service)」があります。

MaaSとは、果たしてどんなシステムなのか?

MaaSとは、バス、電車、タクシーなどありとあらゆる公共交通機関をITを用いてシームレス(一体化)に結びつけて、人々の交通を効率的にかつ便利に使えるシステムです。

例えば、いま現在Google  Mapsなどのアプリを用いると目的地の最短経路と所要時間、運賃料を簡単に知ることができますよね。MaaSは、検索機能に加え、さらに予約や支払いもスマホの端末でまとめて出来るようになります。MaaSは、ありとあらゆる交通手段全てが対象となります。

実際のMaaSに取り組んでいる国の紹介

①フィンランド🇫🇮

フィンランドには、マース・グローバル社が立ち上げたMaaSのシステムがあります。それは、「Whim(ウィム)」というアプリを用いて、2017年に首都ヘルシンキで実用化されています。適切な経路を検索し、月額または利用のたびにアプリ内決済されるアプリです。

月額59.7ユーロの「ウィム・アーバン」、
月額249ユーロの「ウィム・ウィークエンド」、
月額499ユーロの「ウィム・アンリミテッド」、
利用をするたびに決済される「ウィム・トゥ・ゴー」の四種類があります。

「ウィム・アーバン」はヘルシンキ内の全交通機関が乗り放題(タクシーのみ10ユーロ分まで)です。
「ウィム・ウィークエンド」は、ヘルシンキ内の全交通機関に合わせ、週末のみレンタカーが乗り放題です。
「ウィム・アンリミテッド」は、ヘルシンキ内の全交通手段が無制限に利用可能です。
「ウィム・トゥ・ゴー」は通常料金より割安で利用できます。

②台湾🇹🇼

台湾第2の都市、高雄では「Men-GO(メンゴー)」というMaaSアプリがあります。

いくつかの定額プランがあり、月額約6000円のプランでは、適切な経路を案内し、多くの交通機関が乗り放題となります(タクシーのみ回数制限あり)。

MaaSの発達によるメリット

一つ目:環境問題の改善

MaaSが広まることによって、多くの人が公共交通機関を使うことで自家用車の利用と自家用車購入の機会が減ることで、温室効果ガスの排出が減り、渋滞も減ります。環境問題に貢献し、大都市交通への負荷の軽減になります。

二つ目:支払いが楽に

今の日本では、SuicaやICOCA、PiTaPaなど色々決済カードがあり、使える交通機関と使えない交通機関と様々。MaaSでは、アプリを利用して移動手段を一括管理してパッケージ化しているため、アプリ一つで最適経路検索、予約、決済が可能です。

三つ目:高齢者移動の負荷軽減

今、高齢者の自動車免許返納が推奨されています。免許返納によって高齢者の足がなくなります。そこで、MaaSによって、玄関先にタクシーの予約・決済をすることで、自宅から目的地へのドア・トゥ・ドアの移動がスムーズに行えます。

四つ目:過疎地域の交通手段

自動運転の技術が高まると、自動運転タクシー・バスが登場すると思われます。この自動運転によって人件費を削減できることで、過疎地域までにタクシー・バスを持って来れるようになります。さらに、AIと自動運転技術が進むと無駄なく効率的に運行させることができます。

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