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半導体不足と【その背景に隠された「戦争」】

 こんばんは。私は最近、明日がどうなっていくのかとふとした時に考えたりしています。こんなに世の中が変わる中で、どのようなサービスが出てくるのか、未来はどうなってしまうのかを考えながら過ごしています。

さて、この記事の本題である、半導体の話をしましょう。

 日本経済新聞の一面に

「半導体が不足しており、日本・アメリカ・ドイツの自動車産業が盛んな国は、半導体を製造する台湾に増産を要請している。」

という記事があり、半導体とは聞いたことがあるものの、実際どんな物質で、何に使われているのか?を調べてみました。

 まず、半導体とは何でしょうか?

半導体とは、一定の電気的性質を備えた物質です。物質には電気を通す「導体」と、電気を通さない「絶縁体」とがあり、半導体はその中間の性質を備えた物質です。また半導体とは、トランジスタ、ダイオードなどの素子単体(ディスクリ-ト半導体部品)や、トランジスタ等で構成される回路を集積したIC(集積回路)を総称したものを示すことも多くあります。

  半導体の説明を読むと「へー」と感じるだけになりますが、

次に具体的に何に使われているのか?、そんなに便利なものなのか?を書いていきたいと思います。

 例えば、今使っているスマートフォンやパソコンのCPUや炊飯器(火力調整するために使われている)、デジタルカメラ、テレビ、洗濯機など身近なデジタル家電製品に使われています。

さらに、銀行のATMや電車の運行、インタネットなどの社会インフラも中枢部分は半導体によって支えられています。

 しかし、新型コロナウイルスのパンデミックで、「オンライン会議」画像化することでパソコン等の電子機器の増産などによって電導体不足にさらなるブーストをかけました。これによって、自動車産業を手とする国は半導体の増産を台湾に要請しているのです。

 さて、これほど使い勝手のいい半導体の増産を要請することは、表向きにはわかりました。

 しかし、私は自動車に使うことは表向きなのではないかと考えています。理由としては、ありとあらゆるモノがインターネットにつながるIoTやAIも半導体を用いています。つまり、さらなるIT化が進んでいくと考えられます。

 私は、新型コロナウイルスの流行が起きた時に、いきなり「こんなに時代が進むのか」と感じました。例えば、ZOOMというサービスを知りませんでした。

 こんなに簡単に地方各地にいる人と「つながる」ことができるサービスは、いずれ来るとは思っていましたが、こんなに早い段階でくるとも考えていませんでした。

 さて話を戻ると、半導体の増産はさらなるIT化を進ことになり、また別の便利なサービスが登場することとなり、「スマートシティ」が完成する日はさらに近づいてくるでしょう。

 AIやIoTがブーストをかけて成長することの裏側に「軍事」が関わってきます。中国は「情報化建設」や「軍事の知能化」などを旗印に、軍事面への最先端技術を進めています。ここで「情報化建設」や「軍事の知能化」を噛み砕いて言うと「AIという知識・知能が軍事に用いられていく」ことを示しています。

例えば、近い将来いやもう存在するかもしれませんが、「AIとIoTが搭載されたミサイル」が登場し、AIによって無差別に攻撃したり、IoTによってミサイルの軌道を修正したりして、一ミリもずれない完璧な位置に落とすことができるミサイルが開発されるかもしれません。

 さらに、中国は半導体産業の育成を国家で大規模投資を行なっており、実際に半導体は軍事技術の性能向上に貢献するものであり、アメリカは、軍事・安全保障上の技術流出につながる懸念があるとして、中国系投資メーカーによるアメリカ半導体メーカーの買収阻止を決定したり、半導体を用いる中国系ハイテク大企業「ファーウェイ」をはじめとする企業に制裁を加えたりしています。

 そこで、中国に対抗する台湾と中国と軍事力・技術力の覇権争いをしているアメリカが手を組んでいくことも都合がつくのではないのでしょうか。

 さらに裏付けるかのように、1月23−24日にかけて中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入したり、アメリカから台湾への武器輸出の増加やバイデン新大統領は台湾に対して自衛支援を表明したりと、台湾に注目が集まっています。

 アメリカ・日本・ドイツなどの自動車産業国が台湾に対する半導体の増産要請は、表向きには自動車や家電製品、AIの生産ですが、実際には中国とアメリカの覇権争いの一環なのではないかと考えています。

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