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コペンハーゲン発、世界的都市デザイン事務所「ゲールアーキテクツ」でプレゼンしてきました!ヤン・ゲールが64歳で立ち上げた事務所は、今世界中で...
とうわけで、コペンハーゲンの1週間に渡る滞在のレポは、一応、今回がラストとなります。(また何か、コペンハーゲンネタに絡む際は、こちらのマガジンにも掲載させていただきます。)さて、突発的にコペンハーゲンへ行った最終目的だったゲールアーキテクツの事務所にも、日本で知り合ったデイビッドさんのお陰でうかがうことができたわけですが...
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861498/picture_pc_ab32ee7c76088a8db45f20698a6bb130.jpg?width=800)
なんと、数日前に「どうせなら、プレゼンするかい?」と提案いただき、「はい!」と即レス。急遽、夜通しで英語版のパワポをつくり、ランチタイムにパーソナル屋台の活動と新事業の「グランドレベル」のプレゼンを田中がさせていただきました。手前にビュッフェ形式の料理が並んでいますが、よくこうしてみんなでランチを食べたり、そのときにさまざまな分野のゲストを招いてレクチャーしてもらうことも少なくないのだとか。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861499/picture_pc_fa435b941c563e38e2a4ea9409855133.jpg?width=800)
左から、私、ゲールアーキテクツCEOのHelle SøholtさんとクリエイティブディレクターのDavid Simさん、田中、ゲールアーキテクツインターンの宮武壮太郎さん、通訳で協力いただいたコペンハーゲン在住建築家の加藤比呂史さん。
上がビッグボスのヤン・ゲールさん。知らない方は、冒頭の数分でもご覧下さい。まさにハードではなく「Quality of Life」を高める環境をつくることで、地域や都市を再生する世界的大家。一般的に都市計画家と聞いてイメージする感じとはかなり異なります。要は都市計画、パブリックスペース、プレイスメイキングなどと言って、ハードをつくって、ほれっ、人よ賑わいなさい!なんてことは違うよねと。
彼らが具体的にどんなことをどのようにリサーチし、どう提案するのか。結果、どのように人の行為や想いが変わるのかということが、リンク先の動画<https://vimeo.com/92835125>や下のドキュメントを見ていただくとわかります。
今では、世界のさまざまな都市に具体的名メスを入れ続けているのですが、たとえば、ブルーンバーグ前ニューヨーク市長と共にニューヨークのまちを歩行者中心のまちに変えてしまった事例などが有名です。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2872521/picture_pc_3be46230fa86733dc30d5d629ab81351.jpg?width=800)
ⒸGehl Architects
彼らが手がけるプロジェクトはまさに都市レベルです。しかし、私たちがパーソナル屋台から行き着いた「能動性」や「グランドレベル」「1階づくりはまちづくり」というキーワードが、彼らと話していると重なる部分がたくさんあってとてもエキサイティングでした。ちなみにこのゲールアーキテクツを立ち上げたときヤン・ゲールさんは64歳。そして80歳の今でも世界中を飛び回っています。この日はスウェーデンということで、お会いできずに残念。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861502/picture_pc_b687668fc560a6c5c75226cb5ca2eb52.jpg?width=800)
しかし、Helle SøholtさんとDavid Simさんには、たくさんアドバイスをいただきました。ちなみにゲールアーキテクツが最初に事業化できたのは、魅力的なグランドレベルのまちにすると犯罪率が下がるということを行政に実証したという話でした。また、その辺の話もいつか。
最後の夜、そして帰国
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861514/picture_pc_1b7c5502eaed7ea18b42b269c7494339.jpg?width=800)
最後の夜は、名残惜しく。タワーの上からまちを眺めたり。あらためて中心部を見納め。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861523/picture_pc_e98d331f963a8313661a76215001e886.jpg?width=800)
そして最後の朝。毎日眺めていたこの光景。日の出前につきはじめる部屋の明かり。もちろんカーテンはありません。あの家のあの人、今起きたな、と。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861545/picture_pc_6c4e6f2e1a87e3fc41e5a7ed7678e662.jpg?width=800)
今回宿泊したairbnbは、こんな素敵なお部屋でした。これとは別に広くて綺麗な洗面&シャワー部屋もあれば、もうひとつ仕事ができるような気持ちいい部屋も使わせてくれて。もちろんホテルより、広くて安い。最高でした。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861552/picture_pc_c7c617b6ff347cd0533de73f25fd448e.jpg?width=800)
さすがに家のように使っていると、ここを離れることもまたホテルよりも寂しくて。
タクシーにライドオン!そのときの車窓動画がこちら。ちなみにタクシー配車のUberは、便利で格安なので、必ず使えるようにしてから行ったほうがいいですよ。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861554/picture_pc_ec0735850571309926ce0273d8ab6c57.jpg?width=800)
最後の最後は、噂に聞いていたコペンハーゲン空港を満喫することに。空港もいろんな空港に行ってきたけど、空港内も魅力的なグランドレベルそのもの。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861562/picture_pc_90abbfa68197db93bc830f192cabc286.jpg?width=800)
そこかしこにカフェにバーにレストラン。どこも空間が豊か。どこに佇んでも、ずっといたくなるような場所。サンドイッチ食べたり、茶したり。しかし、写真がありません。美味しすぎると、だいたい写真を取り忘れてしまいますね。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861570/picture_pc_532e29a28f76d22c4bc5b1a402dfed02.jpg?width=800)
そうそう。空港で美味しいパンが買えるのです。黒パンとか買いまくって、それは普通に機内に持ち込みができます。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861620/picture_pc_2e643b44a790f455cf90f9aadc856636.jpg?width=800)
パン屋もいくつかあるので、きちんと調べていくのをオススメします。帰国後直ぐに会う人たちがいたので、田中はできたてシナモンロールを買い占め。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861632/picture_pc_3e236ed893f9309cea05e1bc0cb807a8.jpg?width=800)
予定通りに飛行機は上空へ。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2861638/picture_pc_6df0f726bf58dd00216a4ee69199e129.jpg?width=800)
コーヒー消費量世界一ということで、コーヒー国でもありながら、クラフトビールの国としても注目のデンマーク。そんな中でも人気のMIKKELLER(ミッケラー)のビールが機内では呑むことができます。キース・ショアのラベルが最高可愛い。ミッケラーは、あえて醸造所を持たずに、世界の醸造所とコラボしていて、東京にも進出しています。(最近は渋谷を閉店して、ポップアップが中目黒に出ているみたい。)
さてさて。というわけで、今回を入れると全16回のレポートとなりました。ちょうど7日間の滞在だったので、当初は1日1レポで書こうかと思っていたのですが、そうはさせないのが、デンマーク・コペンハーゲンという都市ということでしょうか。
今回はまさに真冬のコペンでしたが、やはりベストは春から夏にかけてだそうです。出会う現地の人は皆、最高の季節にまた来てねと言ってくれました。だから、私もまた近いうちに必ず行ってみようと思います。皆さんも、もし行くことがあれば、新しい発見を聞かせてください。それでは、ブログはもちろん継続的に続きますので、引き続きよろしくです。それでは、また!
おおにし・まさき(mosaki)
多くの人に少しでもアクティブに生きるきっかけを与えることができればと続けています。サポートのお気持ちをいただけたら大変嬉しいです。いただいた分は、国内外のさまざまなまちを訪ねる経費に。そこでの体験を記事にしていく。そんな循環をここでみなさんと一緒に実現したいと思います!