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理念のフランチャイズ「喫茶ランドリーグループ」の発足&東京・清澄白河と福岡・六本松にフレンドリーショップオープンのお知らせ!

今回は、喫茶ランドリーのフレンドリーショップが、東京・清澄白河と福岡・六本松にオープンするよ!というお話、と「喫茶ランドリーグループ」発足のお知らせです。

喫茶ランドリー事業とは、理念のフランチャイズ

株式会社グランドレベルは、喫茶ランドリー事業の進化と多様性を的確に伝えていくため、2020年6月1日付で、喫茶ランドリーグループ」(英文表記:Kissa Laundry Group)と表現していくこととしました。

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これまで、「喫茶ランドリー」(両国/森下 本店)を理想的な「場」の指針として、他企業様との共同による同店舗名のフランチャイズを展開してきました。

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具体的には、2019年5月に株式会社ティップネス運営による「喫茶ランドリー宮崎台」(ティップネス宮崎台の1階)が、2019年10月に小田急電鉄株式会社との共同による「喫茶ランドリーホシノタニ団地」(座間駅前のホシノタニ団地の1階、運営は当社)がオープンし、現在本店と合わせて3つの喫茶ランドリーが展開しています。

単にお店を増やすということではなく、「喫茶ランドリー」が持つ「どんなひとにも自由なくつろぎ」という理念を持つ場所を、まちの1階に広めていきたい。実際、3つの「喫茶ランドリー」たちは、それぞれで働く人たちとそこを使う市民の皆さんが、この理念を哲学しながら、異なる方向へ「場」の個性を成熟させています。それこそが、当社が理想として想い描いていたことでした。

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そして、2019年8月にオープンした、とかち財団による「とかちのやりたい実現カフェ- LAND」では、「喫茶ランドリー」と同じ機能は持たずとも、その理念をフランチャイズさせることに成功しました。専門性の高い十勝エリアへの起業サポート機能を持ちながら、市民にひらいた「場」として、多様な活動ごとに使われ続けています。

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最近は施設内に小さなコーヒーショップがオープンし、リアルなインキュベーションの場としても動きはじめているようです。

個人クライアント初のカフェが、清澄白河と福岡にオープン!

そして、この度2020年6月、「喫茶ランドリーグループ」としてははじめてとなる、個人オーナーによる地域貢献型複合カフェ、「ハタメキ」(東京・清澄白河)(※1)と「谷一café」(福岡・六本松)(※2)の2つが、「喫茶ランドリー」フレンドリーショップとしてオープンします。ぜひお近くの方は足をお運びください。

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※1:ハタメキ(東京都江東区清澄3-3-21)
https://www.hatameki.com/
清澄庭園脇に連なる歴史ある長屋をリノベーション。1階はカフェの他に、レンタルミシン、レンタルスペース、雑貨コーナーの機能を持ちながらスタート。小ぶりな間口から中へ入ると一室空間となっており、数段上がったスペースの向こうには背後に控える清澄庭園の緑が広がる。建設当時の階段や床下防空壕が残されており、新旧のさまざまな空間要素を読み取り、さまざまな使い方が可能。また、オーナーによる着物の着付け教室が上階で行われる。2020年6月1日、2日はプレオープン。6月3日オープン。

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※2:谷一cafe(福岡県中央区谷一丁目6-10)
http://kissalaundry.com/tani1/
起伏のある住宅街のまさに「谷」に建つ元酒屋だった1階をリノベーション。クライアントはご夫婦と旦那様のお母様(おばあちゃん)。その昔は酒屋を軸にクリーニングやゆうパックの取り次ぎ業なども行うお店で、多様な機能を持つ街の人たちの居場所となっていた。息子たちが離れ、おばあちゃんが一人で暮らしていた近年はお店を畳んでいたが、おばあちゃんが1階に座っているとまちの人々がお話をするためによく集まっていたという。その空気を完全に継承しつつ、新しくカフェやレンタルスペースとしての機能を持つところから再始動する。傾斜地に建つ与条件を活かした階段状の3つのスペースは、さまざまな活動ごとを誘発する。2020年6月は不定期でプレオープン。2020年6月20日以降のオープンを目指す。

「1階づくりはまちづくり」の成長と進化を

「喫茶ランドリーグループ」は、会社でも組織でもありません。株式会社グランドレベルがデザインディレクションする1階づくりの中でも、「どんなひとにも自由なくつろぎ」という理念を受け継ぎ運営される「場」をアーカイブするプラットフォームです。

喫茶イベントまとめ

今後は、それぞれの場所で「“許可”ではない“全力の応援”」により日々起こっていく「小さなやりたいの実現」をシェアできる場も構築しながら、それぞれのスペースが常に楽しみながらサスティナブルに在り続けられる世界につなげたいと考えています。

今現在も、大小さまざまなタイプの商業施設、公共施設のプロジェクトが進行中です。最高に居心地が良いハードのデザイン、何が許されるかというソフトのデザイン、そしてその両者を取り持つ人をアクティブに跳ねさえるコミュニケーションのデザインを包括的にサポートしていきながら、その地域の日常をバージョンアップさせる「1階づくり」を引き続き展開するとともに、より新しい領域にも挑戦し、事業の成長と進化に取り組みます。

株式会社グランドレベル
2020年5月30日

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1階づくりはまちづくり


大西正紀(おおにしまさき)

ハード・ソフト・コミュニケーションを一体でデザインする「1階づくり」を軸に、さまざまな「建築」「施設」「まち」をスーパーアクティブに再生する株式会社グランドレベルのディレクター兼アーキテクト兼編集者。日々、グランドレベル、ベンチ、幸福について研究を行う。喫茶ランドリーオーナー。

*喫茶ランドリーの話、グランドレベルの話、まだまだ聞きたい方は、気軽にメッセージをください!

http://glevel.jp/
http://kissalaundry.com


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