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りあるマザーファック(B)


3年生の終わりか、4年生の始めか、いつ頃だろうと思い返すたびにいつなのか正確な時期がわからない。

正確な年齢がわからない。
夏なのか、冬なのか、わからない。

時間帯はわかる。


毎日繰り返される睡眠の時間は、何が起こるかわからない予測不能の魔の時間であったが、その日は何事もなく六畳の部屋に布団を並べて母親と寝ていた。

2人とも右を向いて押入れの方を見ながら寝ることが多く、その日も同じスタイルで右向け右で寝ていた。父親は、狭いアパートに似つかわしくない上段にベッドが付いている立派な学習机に寝ていた。

その机のベッド、最初はオレの寝床だったが、1人で寝る寂しさか、いつしか下で寝るようになっていた。

ちなみにこの立派な机は、小学校入学祝いで大久保ばあちゃんにもらったものだ。
母親の友達&歌舞伎町屋台街のボスからのプレゼントだった。

納品の日、玄関から入れるのが大変で、こんなに大きな机いらなかったと父親は嘆いていたのを覚えている。でも子供ながらに高価な机だとわかっていたので、オレは嬉しかった。


夜が明けた。

何事もなかった夜が明けた日の朝。


起きると感じたことのない感触を下半身に感じた。

母親の右手だか左手だか覚えていないがオレのちんちんを握っている。

立っているちんちんを母親が握っている。

勃起は経験済みだったが、刺激による勃起は初めての経験だった。

【おそらく】刺激による勃起としか言えいないが。

9,10歳のオレは違和感を感じたが、不思議な感覚に興味を覚えた。
握られていた事実はあったが何事もなかったように布団から出て学校に向かった。


次の日か、

その次の日か、

はっきり覚えていないが、

連夜ちんちんを握られた。


飛び石かもしれないが、

母親連続ちんちん握りナイトスタートだ。

そのフェスは暗黙の了解の中、慎ましやかに最後まで執り行わることになる。

最後は最後だ。


りあるマザーファック(C)につづく

<写真>父親のどんちゃん騒ぎ・オレが生まれる前かも

苦しんでいる人に向けて多くのメッセージを届けたい。とりあえず、これから人前で話す活動をしていきます。今後の活動を見守ってください(^^)