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脳で感じる嗜好の趣

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趣味や嗜好についての考え方、楽しみ方を自分なりに。複雑性に思考を巡らす楽しさを伝えたいです。
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ダイビングで世界を海から捉える

ダイビングで世界を海から捉える

世界遺産、グレートバリアリーフ。

ダイビングを趣味にしている人だけにとどまらない憧れの海である。

日本人に人気の高いケアンズに移動し、少しばかり滞在していた。

目的はスキューバダイビング。

僕は10年ほど前にライセンスを取得し何度か沖縄を訪れてはダイビングを楽しんできた。初の海外でのダイビングをグレートバリアリーフでできるなんて。

ダイビングをした感想は、リーフのスケール感がたまらなかっ

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脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその1

脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその1

僕はコーヒーが好きだ。

コーヒーを飲むのも好きだし、淹れるのも好きだ。

コーヒーは焙煎したコーヒー生豆を挽き、コーヒーの成分をお湯などを使って抽出することでできる。そうしてできたコーヒーは非常に複雑な味と香りを有している。その複雑な味と香りを楽しむ行為のすべてがコーヒーという嗜好品であると思う。

考えないと感じられないコーヒーというのは、世界中で広く飲まれている。日本でも、毎日コーヒーを飲ん

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脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその2

脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその2

味と香りの楽しみ方あくまで個人的な楽しみ方なので、べき論ではなくこういう楽しみ方もあるんだ程度に読んでほしい。

その1で、コーヒーについて思考を巡らせるといったが、思考の枠組みや知識が無いとなかなか難しい。なのでまず、味の体系について。

味についてはまず、大きな枠組みがある。「苦味」「酸味」「甘味」「刺激」、これらは割と単純で、あまり考えなくても感じることができる。そこから少し考えることができ

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脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその3

脳で感じる嗜好の趣① コーヒーその3

コーヒーの趣は味わうことだけにとどまらない。なんと自分でも淹れることができるのだ。

自分が思考を巡らせていた、あの複雑性を自らの手で生み出す。こんなに素晴らしいことはない。

さらに、自分が淹れたコーヒーは、自分で飲むだけでなく、他の人に飲んでもらうこともできる。

コーヒーを淹れるという行為は、思考であり実験であり創造であり表現であり思想であり繋がりであるのだ。インタラクティブで刹那的な総合芸

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