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スウェーデン子育て・保育・教育ワークショップ Part5

スウェーデンの子どもたちの日々の暮らしから、子育て・保育・教育のヒントを紐解く、対話的・体験的ワークショップ。今回が最終回となります。
スウェーデン在住の保育士である巽朝菜氏から、これまで多くの学びや気づきをいただきました。
最終回、どんな学びがあるでしょうか?

身体で表現することも言語のひとつ
2つのグループに分かれ、ジェスチャーゲームを行いました。最初に、ジェスチャーをする代表者は、朝菜さんからお題を伝えられます。
お題は、「同じ長さの棒3本を、同じ間隔で並べる」というお題です。
代表者は、言葉を使わずに、他のメンバーにジェスチャーで伝えます。
他のメンバー同士もしゃべってはいけません。これが、難しくて面白かった!ジェスチャーを読み解くメンバー一人一人がジェスチャーの意味の捉え方に違いがあったり、お題と当たっているかどうかを確認するためにジェスチャーで伝えるにも一人一人表現が違って興味深かったです。
人によって、伝え方や捉え方が違うことを、このワークで理解することができます。

ジェスチャーだけで伝える

様々な価値観を知ることで、広い視野を持て、豊かな人生を送れるようになるのではないでしょうか?

安心できる場所=ルーティーン(生活習慣)をつくる
スウェーデンでは、「選ぶこと」と「対話の時間」を大切にしています。
日常の生活習慣の中で、この2つが保障されていることは、子どもたちの「安心」につながると思います。それが、家庭や学校、地域、社会で保障されていると考えると、スウェーデンは子どもたちにとって「安心できる場所(国)」だと言えるのではないでしょうか?
朝菜さんのお話の中で、このキーワードを聞いたときに、長崎県諫早市にある「こどもの城」の前館長・池田尚氏も同じようなことをおっしゃっていました。
「安心できるから挑むことができる」(曲:「おかえり」より)
子どもたちに、「挑戦しなさい」という前に、私たち大人は、子どもたちが「安心できる場所」を子どもたちの視点を持ちながら創ることが先だと思います。そうすれば、子どもたちは勝手に「挑戦」するのではないでしょうか?帰りを待ってるくらいの心持ちで力を抜けれたらいいなと思います。以前紹介した絵本「がらがらどん」の一番大きながらがらどんのように。

今回、スウェーデンの子どもたちの暮らしから、子育て、保育、教育について考えてきました。まだまだ学ぶことがありそうですが、今回の学びを行動に移していくことが一番大事だと思います。
少しずつ、焦らず、ゆっくり、自分のペースで実践していきます。

朝菜さん、参加者、スタッフに感謝です。

Tack!

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